ジオデータベースからデータを抽出 (Extract Data From Geodatabase) (データ管理)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

あるジオデータベースから別のジオデータベースまたは .xml ファイルにデータのサブセットを抽出します。

ジオデータベースからデータを抽出ツールの詳細

使用法

  • このツールは、あるジオデータベースから別のジオデータベースにデータをコピーする機能に似た機能を提供しますが、範囲環境を設定する ([ジオメトリ フィーチャを使用した抽出] パラメーター値を指定するか選択を使用する) ことでデータのサブセットのコピーをサポートしています。 スキーマとデータ、またはスキーマのみを抽出することもできます。

  • このツールは、出力座標系環境を使用して、指定された空間参照のスキーマのみ抽出することもできます。 目的の空間参照でスキーマを取得したら、[スキーマの再使用] パラメーターの [再使用] オプションを使用して、データを新しいスキーマに抽出できます。

    注意:

    出力座標系環境は、次のシナリオでは無視されます。

    • [抽出] パラメーターが [データ] に設定されている。
    • [出力タイプ] パラメーターが [XML ファイル] に設定されている。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
抽出するデータセット

抽出されるデータ。

Table View; Dataset
抽出
(オプション)

データのスキーマと行を抽出するか、スキーマのみを抽出するかを指定します。

  • データスキーマと行が抽出されます。 これがデフォルトです。
  • スキーマのみスキーマのみが抽出されます。
String
出力タイプ
(オプション)

データの抽出先の出力タイプを指定します。

  • ジオデータベースデータは既存のジオデータベースに抽出されます。 これがデフォルトです。
  • XML ファイルデータは XML ワークスペース ドキュメントに抽出されます。
  • 新しいファイル ジオデータベースデータは新しいファイル ジオデータベースに抽出されます。 [ジオデータベースの場所] パラメーターと [ジオデータベース名] パラメーターを使用して、新しいファイル ジオデータベースの場所と名前を指定します。
  • 新しいモバイル ジオデータベースデータは新しいモバイル ジオデータベースに抽出されます。 [ジオデータベースの場所] パラメーターと [ジオデータベース名] パラメーターを使用して、新しいモバイル ジオデータベースの場所と名前を指定します。
String
データの抽出先のジオデータベース
(オプション)

[出力タイプ] パラメーターが [ジオデータベース] に設定されている場合に、抽出されたデータを格納するジオデータベース。

Workspace
データの抽出先の XML ファイル
(オプション)

[出力タイプ] パラメーターが [XML ファイル] に設定されている場合に、作成される .xml ファイルの名前と場所。

File
ジオデータベースの場所
(オプション)

抽出されたデータ用に作成されるファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベースの場所。 [出力タイプ] パラメーターが [新しいファイル ジオデータベース] または [新しいモバイル ジオデータベース] に設定されている場合、このパラメーターは必須です。

Folder
ジオデータベース名
(オプション)

抽出されたデータ用に作成されるファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベースの名前。 [出力タイプ] パラメーターが [新しいファイル ジオデータベース] または [新しいモバイル ジオデータベース] に設定されている場合、このパラメーターは必須です。

String
拡張フィーチャクラスとテーブル
(オプション)

ネットワーク、トポロジ、またはリレーションシップ クラスに存在するフィーチャクラスやテーブルなど、関連するフィーチャクラスおよびテーブルを追加するかどうかを指定します。

  • デフォルトの使用入力データセット内のフィーチャクラスおよびテーブルに関連する拡張フィーチャクラスおよびテーブルが追加されます。 フィーチャクラスのデフォルトでは、空間フィルターを交差するすべてのフィーチャが抽出されます。 空間フィルターが指定されていないと、すべてのフィーチャが含まれます。 テーブルのデフォルトでは、スキーマのみが抽出されます。 これがデフォルトです。
  • スキーマのみを使用して追加関連するフィーチャクラスおよびテーブルのスキーマのみが追加されます。
  • すべての行関連するフィーチャクラスおよびテーブルのすべての行が追加されます。
  • 追加しない関連するフィーチャクラスまたはテーブルが追加されません。
String
スキーマの再使用
(オプション)

抽出するデータのスキーマを含むジオデータベースを再使用するかどうかを指定します。 スキーマを再使用すると、データの抽出にかかる時間が短縮されます。

  • 再使用しないスキーマは再使用されません。 これがデフォルトです。
  • 再使用スキーマが再使用されます。
String
関連データの抽出
(オプション)

データに存在する行に関連付けられている行を抽出するかどうかを指定します。 たとえば、ジオメトリ フィルター内部にフィーチャ (f1) があり、そのフィルター外部に別のクラスの関連フィーチャ (f2) があるとします。 この場合、関連データの取得を選択すると、フィーチャ f2 が抽出されたデータに含まれます。

  • 関連付けない関連データは抽出されません。
  • 関連付ける関連データが抽出されます。 これがデフォルトです。
String
ジオメトリ フィーチャを使用した抽出
(オプション)

抽出するエリアを定義するために使用されるフィーチャ。

Feature Layer
ジオメトリ フィルター タイプ
(オプション)

[ジオメトリ フィーチャを使用した抽出] パラメーター値と [入力データセット] パラメーター値の間の空間リレーションシップと、そのリレーションシップをフィルターする方法を指定します。 空間リレーションシップは、[ジオメトリ フィーチャを使用した抽出] パラメーターで指定された対象地域 (AOI) で定義された範囲内のデータに適用されます。

  • 交差する[ジオメトリ フィーチャを使用した抽出] パラメーター値のフィーチャと交差する [入力データセット] パラメーター値のフィーチャが抽出されます。
  • 含む[ジオメトリ フィーチャを使用した抽出] パラメーター値の選択したフィーチャに含まれる [入力データセット] パラメーター値のフィーチャが抽出されます。
String
テーブルのすべてのレコード
(オプション)

フィルターが適用されていないテーブル (選択や定義クエリなど) のすべてのレコードを抽出するか、スキーマのみを抽出するかを指定します。

フィルターが適用されているテーブルが優先されます。

  • オン - すべてのレコードがジオデータベースに抽出されます。 このオプションは [拡張フィーチャクラスとテーブル] パラメーター値をオーバーライドします。
  • オフ - テーブルのスキーマだけがジオデータベースに抽出されます。 これがデフォルトです。

Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ジオデータベース

[出力タイプ] パラメーターが [ジオデータベース][新しいファイル ジオデータベース]、または [新しいモバイル ジオデータベース] に設定されている場合の出力ワークスペース。

Workspace

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック