Image Server レイヤーの作成 (Make Image Server Layer) (データ管理)

サマリー

イメージ サービスからテンポラリ ラスター レイヤーを作成します。作成されるレイヤーは、ドキュメントを保存しておかない限り、セッション後に削除されます。

Image Server への SOAP URL も、入力として使用できます。

使用法

  • このツールを使用すると、イメージ サービスから画像レイヤーを作成することも、あるいはイメージ サービスを参照する URL を作成することもできます。

  • 出力はイメージ サービス全体または一部のどちらかです。

  • このツールは、イメージ サービスを Python スクリプトやモデルに追加する場合や、ジオプロセシング サービスを作成するときに使用します。

  • イメージ サービスの一部をクリップする際は、出力範囲レイヤーを選択するか、矩形範囲を指定してください。出力範囲レイヤーを選択すると、そのレイヤーの範囲に基づいてクリップ範囲が選択されます。

  • バンドのサブセットだけを対象範囲として、出力を作成することもできます。そのように対象範囲を限定すると、時間とディスク領域の節約に役立ちます。

  • モザイク オプションが使用可能になるのは、格納されているイメージ サービスが、モザイク定義またはイメージ サービス定義から生成された場合です。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力イメージ サービス

入力イメージ サービスの名前、またはイメージ サービスを参照する SOAP URL。入力イメージ サービスの場所を参照して選択するか、または入力します。このツールでは、イメージ サービスを参照する SOAP URL も指定できます。

ProjectX というイメージ サービスの使用例は C:\MyProject\ServerConnection.ags\ProjectX.ImageServer です。

URL の例は、次のとおりです。http://AGSServer:8399/arcgis/services/ISName/ImageServer

Image Service; String
出力 Image Server レイヤー

出力イメージ レイヤーの名前。

Raster Layer
テンプレート範囲
(オプション)

イメージ レイヤーの出力範囲。

  • [現在の表示範囲] マップ ビュー - 範囲は、アクティブなマップまたはシーンに基づきます。 このオプションは、アクティブなマップが存在する場合にのみ使用できます。
  • [範囲の描画] 直角化して完了 - 範囲は、マップまたはシーンに描画された四角形に基づきます。 このオプションは、プロジェクト ジオデータベースにフィーチャクラスを作成し、レイヤーをマップに追加します。 フィーチャクラスの座標系はマップと同じです。
    注意:

    このオプションは、[環境] ダイアログ ボックスでは使用できません。 範囲データ タイプを使用するツール パラメーターまたはツール ダイアログ ボックスの [環境] タブからのみ使用できます。

    注意:

    編集タブで編集を有効/無効にする編集オプションがオンの場合、範囲を描画するには [編集] リボン タブで編集を有効化する必要があります。

  • [レイヤーの範囲] レイヤー - 範囲は、アクティブなマップ レイヤーに基づきます。 ドロップダウン リストを使用して使用可能なレイヤーを選択するか、[すべてのレイヤーのデータの範囲] オプションを使用して、ベースマップを除くすべてのアクティブなマップ レイヤーを組み合わせた範囲を取得します。 このオプションは、レイヤーを含むアクティブなマップが存在する場合にのみ使用できます。

    各マップ レイヤーには、次のオプションがあります。

    • [すべてのフィーチャ] すべて選択 - レイヤーのすべてのフィーチャの範囲。
    • [選択フィーチャ]選択フィーチャからのエリア - レイヤーの選択フィーチャの範囲。
    • [表示フィーチャ] Extent Indicator - レイヤーの表示フィーチャの範囲。
      注意:

      [選択フィーチャ] 選択フィーチャからのエリア[表示フィーチャ] Extent Indicator オプションの範囲は、フィーチャ レイヤーでのみ使用できます。

  • [参照] 参照 - 範囲は、既存のデータに基づきます。
  • [クリップボード] 貼り付け - 範囲をクリップボードにコピーしたり、クリップボードから貼り付けたりできます。
    • [範囲をコピー] コピー - 範囲の座標と座標系をクリップボードにコピーします。
    • [範囲を貼り付け] 貼り付け - 範囲の座標と、必要に応じて座標系をクリップボードから貼り付けます。 クリップボードの値に座標系が含まれていない場合、マップの座標系が範囲に使用されます。
    注意:

    範囲の座標は、ArcPy Extent オブジェクトと同じ書式と順序 (x-min、y-min、x-max、y-max、空間参照) を使用して、クリップボードからコピーおよびクリップボードから貼り付けられます。

  • [範囲をリセット] リセット - 範囲はデフォルト値にリセットされます。
  • 手動入力した座標値 - 座標値は数値であり、アクティブなマップの座標系で表示する必要があります。
    注意:

    マップで、入力された座標と異なる表示単位が使用されることがあります。 基本方向 (N、S、E、W) を使用することはできません。 南と西の座標にはマイナス値の記号を使用します。

Extent
バンド
(オプション)

レイヤー用にエクスポートされるバンド。 バンドを指定しない場合は、すべてのバンドが出力で使用されます。

Value Table
モザイク手法
(オプション)

さまざまなラスターからどのようなモザイクを作成するのかについては、モザイク手法によって定義されます。

  • シームラインシームラインを使用して画像間の変化をスムーズにします。
  • 北西モザイク データセット境界の北西の隅に最も近い画像を表示します。
  • 中心画面の中心に最も近い画像を表示します。
  • ラスターのロック表示する特定のラスター データセットを選択します。
  • 属性による属性テーブルのフィールドに基づいて画像を表示し、優先順位を付けます。
  • 天底ゼロに最も近い表示角度を持つラスターを表示します。
  • 観測点選択した角度に最も近い画像を表示します。
  • なしモザイク データセットの属性テーブル内の ObjectID に基づいてラスターを並べ替えます。
String
順序フィールド
(オプション)

モザイク方法が By_Attribute のとき、ラスターの並べ替えに使用されるデフォルトのフィールド。サービス テーブルで、タイプがメタデータおよび整数であるフィールドがリスト表示されます (日付または雲の割合を表す値など)。

String
順序ベース値
(オプション)

この入力値と、指定フィールドの属性値との差異に基づいて、画像がソートされます。

String
ロック ラスター ID
(オプション)

サービスのロック対象となるラスター ID またはラスター名。指定したラスターのみが表示されます。空白のまま (未定義) にした場合は、システム デフォルトと同じです。複数の ID を指定するときは、各 ID をセミコロンで区切ります。

String
出力セル サイズ
(オプション)

イメージ サービス レイヤーのセル サイズ。

Double
(オプション)

SQL を使用してクエリを定義するか、検索条件設定を使用してクエリを作成します。

SQL Expression
処理テンプレート
(オプション)

出力イメージ サービス レイヤーに適用できるラスター関数処理テンプレート。

  • なし処理テンプレートがありません。
String

arcpy.management.MakeImageServerLayer(in_image_service, out_imageserver_layer, {template}, {band_index}, {mosaic_method}, {order_field}, {order_base_value}, {lock_rasterid}, {cell_size}, {where_clause}, {processing_template})
名前説明データ タイプ
in_image_service

入力イメージ サービスの名前、またはイメージ サービスを参照する SOAP URL。

ProjectX というイメージ サービスの使用例は C:\MyProject\ServerConnection.ags\ProjectX.ImageServer です。

URL の例は、次のとおりです。http://AGSServer:8399/arcgis/services/ISName/ImageServer

Image Service; String
out_imageserver_layer

出力イメージ レイヤーの名前。

Raster Layer
template
(オプション)

イメージ レイヤーの出力範囲。

  • MAXOF - すべての入力データの最大範囲が使用されます。
  • MINOF - すべての入力データに共通する最小領域が使用されます。
  • DISPLAY - 範囲は、表示範囲と同じになります。
  • レイヤー名 - 指定したレイヤーの範囲が使用されます。
  • Extent オブジェクト - 指定したオブジェクトの範囲が使用されます。
  • 座標のスペース区切りの文字列 - 指定した文字列の範囲が使用されます。 座標は、x-min、y-min、x-max、y-max の順序で表されます。
Extent
band_index
[ID,...]
(オプション)

レイヤー用にエクスポートされるバンド。 バンドを指定しない場合は、すべてのバンドが出力で使用されます。

Value Table
mosaic_method
(オプション)

さまざまなラスターからどのようなモザイクを作成するのかについては、モザイク手法によって定義されます。

  • SEAMLINEシームラインを使用して画像間の変化をスムーズにします。
  • NORTH_WESTモザイク データセット境界の北西の隅に最も近い画像を表示します。
  • CLOSEST_TO_CENTER画面の中心に最も近い画像を表示します。
  • LOCK_RASTER表示する特定のラスター データセットを選択します。
  • BY_ATTRIBUTE属性テーブルのフィールドに基づいて画像を表示し、優先順位を付けます。
  • CLOSEST_TO_NADIRゼロに最も近い表示角度を持つラスターを表示します。
  • CLOSEST_TO_VIEWPOINT選択した角度に最も近い画像を表示します。
  • NONEモザイク データセットの属性テーブル内の ObjectID に基づいてラスターを並べ替えます。
String
order_field
(オプション)

モザイク方法が By_Attribute のとき、ラスターの並べ替えに使用されるデフォルトのフィールド。サービス テーブルで、タイプがメタデータおよび整数であるフィールドがリスト表示されます (日付または雲の割合を表す値など)。

String
order_base_value
(オプション)

この入力値と、指定フィールドの属性値との差異に基づいて、画像がソートされます。

String
lock_rasterid
(オプション)

サービスのロック対象となるラスター ID またはラスター名。指定したラスターのみが表示されます。空白のまま (未定義) にした場合は、システム デフォルトと同じです。複数の ID を指定するときは、各 ID をセミコロンで区切ります。

String
cell_size
(オプション)

イメージ サービス レイヤーのセル サイズ。

Double
where_clause
(オプション)

SQL を使用してクエリを定義します。

SQL Expression
processing_template
(オプション)

出力イメージ サービス レイヤーに適用できるラスター関数処理テンプレート。

  • None処理テンプレートがありません。
String

コードのサンプル

MakeImageServerLayer (Image Server レイヤーの作成) の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、MakeImageServerLayer ツールを実行する Python サンプルです。

arcpy.MakeImageServerLayer_management(
        input2, "mdlayer", "feature.shp", "1;2;3",
        "LockRaster", "#", "#", "4", "#", processing_template="Hillshade")
MakeImageServerLayer (Image Server レイヤーの作成) の例 2 (Python ウィンドウ)

以下は、MakeImageServerLayer ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

arcpy.MakeImageServerLayer_management(
        input2, "mdlayer", "feature.shp", "1;2;3",
        "LockRaster", "#", "#", "4", "#", processing_template="Custom_func")

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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