概要
- 視聴時間: 2:00
- このビデオは ArcGIS Pro 2.3 を使用して作成されています。
本質的に空間的なデータは、必ずしも空間データ形式で保存されるとは限りません。たとえば、ストリート住所と緯度経度座標を使用すると、地理的な位置を特定できますが、これらの情報はほとんどの場合にスプレッドシート、データベース、またはテキスト ファイルに保存されます。地理情報をテーブルに保存している場合、ArcGIS Pro はその情報をマップに表示し、空間データに変換できます。
このチュートリアルでは、ニュージーランドの国立公園にある山小屋の緯度経度座標を含むテーブルから空間データを作成します。ニュージーランドの山小屋は、米国の小屋に相当します。寝台、台所設備、電気、水道水がある場合もない場合もあります。山小屋の位置のテーブルはカンマ区切り値 (CSV) ファイル (*.csv) として保存されます。CSV ファイルは、表形式のデータを保存するために使われる、一般的なファイル形式です。
- 所要時間: 45 分
- ソフトウェア要件: ArcGIS Pro
メモ:
オンライン ヘルプのチュートリアル手順には、現在のソフトウェア リリースの外観と機能が反映されています。以前のソフトウェア バージョンをお使いの場合は、オフライン ヘルプ システムを使用してチュートリアルを開きます。オンライン ヘルプ システムからオフライン ヘルプ システムに切り替えるには、「ArcGIS Pro ヘルプについて」のトピックで「ヘルプ ソースの設定」をご参照ください。ArcGIS Pro がない場合、ArcGIS Pro の無料トライアルにサイン アップできます。
プロジェクトを開く
分析範囲は、ニュージーランドのタラナキ地方のエグモント国立公園です。
- 必要に応じて、ArcGIS Pro を起動してサイン インします。
- 開始ページにある最近使用したプロジェクトの下で、[別のプロジェクトを開く] をクリックします。
メモ:
プロジェクトをすでに開いている場合は、リボン上の [プロジェクト] タブをクリックします。左側にあるメニュー アイテムのリストで [開く] をクリックします。[開く] ページで [ポータル] をクリックし、ページの下部にある [別のプロジェクトを開く] をクリックします。
- [プロジェクトを開く] ダイアログ ボックスで、[ポータル] の下の [ArcGIS Online] をクリックします。
メモ:
代わりに [ArcGIS Enterprise] が表示される場合は、アクティブなポータルを ArcGIS Online に設定するか、ブラウザーからチュートリアル データをダウンロードします。クイックスタート チュートリアルへのアクセス方法の詳細。
- ダイアログ ボックスの上部にある [検索] ボックスに「Create points from a table tutorial」と入力して Enter キーを押します。
- 検索結果のリストで、[Create points from a table] をクリックして、プロジェクト パッケージを選択します。
メモ:
この名前のプロジェクト パッケージが複数ある場合、[所有者] 列を確認します。所有者の名前が [ArcGISProTutorials] のアイテムを選択します。検索結果が返されない場合は、「クイックスタート チュートリアルへのアクセス」をご参照ください。
- [OK] をクリックします。
プロジェクトが開き、ニュージーランド北島のタラナキ地方が表示されます。エグモント国立公園の境界はオレンジで囲まれています。タラナキ山は国立公園の中心部にあります。
アクティブなビューは、[Egmont] という 2D マップです。[Egmont 3D] という 3D シーンもあります。
デフォルトでは、プロジェクト パッケージは <User Documents>\ArcGIS\Packages フォルダーに展開されます。デフォルトの場所は、共有およびダウンロード オプションで変更できます。
- リボンの [表示] タブをクリックします。[ウィンドウ] グループで [ウィンドウのリセット] をクリックし、[マッピング用にウィンドウをリセット (デフォルト)] をクリックします。
これにより、[コンテンツ] ウィンドウと [カタログ] ウィンドウが開き、他のウィンドウが閉じられます。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。[ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックします。[Egmont ブックマーク] で [Egmont National Park] をクリックし、公園を拡大します。
*.csv ファイルからのフィーチャクラスの作成
*.csv ファイルは、プロジェクト パッケージに添付ファイルとして格納されます。CSV ファイルをテーブルとしてマップに追加し、ジオプロセシング ツールを使用してフィーチャクラスに変換します。
- [マップ] タブの [レイヤー] グループで、[データの追加] をクリックします。
- 参照ダイアログ ボックスのクイック リンクのリストで、[プロジェクト] の [フォルダー] をクリックします。
- 右側のウィンドウで、[Visualize_temporal_data] > [common data] > [userdata] の順に参照します。
[userdata] フォルダーには、*.csv ファイルとメタデータを含むテキスト ファイルが格納されています。
- [Egmont_National_Park_Huts.csv] をクリックして選択した後、[OK] をクリックします。
*.csv ファイルが [コンテンツ] ウィンドウの [スタンドアロン テーブル] の下に追加されます。
メモ:
プロジェクト パッケージには、シェープファイル、*.csv ファイル、テキスト ファイルなど、ジオデータベースに格納できないファイルは添付ファイルとして含まれています。プロジェクト パッケージのフォルダー構造内で、添付ファイルは [commondata] > [userdata] フォルダーに格納されています。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Egmont_National_Park_Huts.csv] を右クリックし、[開く] をクリックします。
テーブルの属性には、山小屋の名前とタイプ、定員、緯度経度座標が 10 進形式で表示されます。テーブルからフィーチャクラスを作成するには、緯度経度座標 (または別の一連の XY 座標値) が必要です。
- テーブルを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Egmont_National_Park_Huts.csv] を右クリックして [XY データの表示] をクリックします。
[XY データの表示] ウィンドウが表示されます。[入力テーブル] パラメーターが *.csv ファイルに正しく設定されます。[X フィールド] と [Y フィールド] パラメーターも、[経度] と [緯度] にそれぞれ正しく設定されます。
メモ:
便宜上、一部のジオプロセシング ツールはフローティング ウィンドウで開きます。これらのツールも [ジオプロセシング] ウィンドウで開くことができます。
- [出力フィーチャクラス] 名を「ENP_Lodgings」に変更します
(ENP とは、Egmont National Park (エグモント国立公園) の略称です)。
- [Z フィールド] パラメーターは空白のままにします。このテーブルには山小屋の標高値が含まれていません。
[座標系] パラメーターを [GCS_WGS_1984] に設定します。この座標系は、緯度経度の値で一般的に使用される座標系であるため、デフォルトで使用されます。実際、このデータに対して適切な座標系ではありますが、このことを確認するには、*.csv ファイルのメタデータを調べる必要があります。
- [OK] をクリックします。
操作が終了すると、新しいフィーチャクラスがプロジェクト ジオデータベース内に作成されます。山小屋の場所を表す [ENP_Lodgings] というレイヤーがマップに追加されます。
- [カタログ] ウィンドウで、[データベース] > [create_points_from_a_table.gdb] の順に選択して、新しいフィーチャクラスを表示します。
メタデータの追加
新しいフィーチャクラスにアイテム説明を追加します。アイテム説明には、データのタイトル、サマリー、説明を含めます。また、アイテム説明にタグを挿入して、データを検索可能にすることもできます。
- [カタログ] ウィンドウで、[ENP_Lodgings] フィーチャクラスを右クリックし、[メタデータの編集] をクリックします。
[ENP_Lodgings] フィーチャクラスのメタデータ ビューが開きます。[コンテンツ] ウィンドウにメタデータ スタイルのエレメントが表示されます。
メモ:
デフォルトのアイテム説明メタデータ スタイルを使用している場合は、[コンテンツ] ウィンドウに示されたエレメントだけが [アイテム説明] になります。必須情報がないので、メタデータ エレメントは現在無効 です。別のメタデータ スタイルを使用している場合は、他のメタデータ エレメントも表示されます。[アイテム説明] は、このチュートリアルで編集する必要のあるエレメントに限られています。
- メタデータ ビューで、[タイトル] ボックスのデフォルト タイトルを「Egmont National Park Lodgings」に変更します。
- [タグ] ボックスに「小屋, ホテル, 山小屋, エグモント国立公園, タラナキ, ニュージーランド」というキーワードを入力します (またはコピーして貼り付けます)。
これらのキーワードはカンマで区切ります。
- [サマリー (目的)] ボックスに「エグモント国立公園の山小屋、ロッジ、ホテルの場所。ハイキングやスキー旅行の計画に使用」と入力します。
- [説明 (要約)] ボックスをクリックします。
必須情報が存在するため、[コンテンツ] ウィンドウで、[アイテム説明] エレメントに有効マーク が表示されます。
- [説明 (要約)] ボックスに「フィーチャは、緯度経度座標を含む CSV ファイルから作成され、NZTM に投影されました。元の座標は、ピーター・スコット作成の測定から生成されました。ピーター・スコットのデータは 2015 年 5 月 13 日に公開され、Creative Commons Attribution 3.0 New Zealand ライセンスによって共有されています。ピーター・スコットのデータセットは、このデータセットよりも高精度です。詳細については、「Egmont National Park - Huts」のオンライン データセット (https://koordinates.com) をご参照ください。このデータセットのその他のフィーチャは、Esri World Imagery ベースマップでデジタル化されています。」と追加します。
- [著作権] ボックスに「Peter Scott (peter@zoneblue.org); koordinates.com」と入力します。
- [著作権] で [新しい使用制限] をクリックします。[利用制限] ボックスに「Creative Commons Attribution 3.0 New Zealand」と入力します。
メモ:
設定ページでスペルチェックが有効になっている場合 (デフォルトでは有効になっています)、認識できない単語の下には波線が引かれています。スペルを確認する方法については、「校正オプション」をご参照ください。
- リボンの [メタデータ] タブの [メタデータの管理] グループで、[保存] をクリックします。
- [ENP_Lodgings] メタデータ ビューを閉じます。
- [クイック アクセス] ツールバーで、[保存] ボタン をクリックして、プロジェクトを保存します。
レイヤーの検証
[ENP_Lodgings] レイヤーのいくつかのフィーチャを拡大し、建物に実際に配置されていることを確認します。このレイヤーの名前も変更します。
- [Egmont] マップで任意のポイント フィーチャを拡大します。
- あるいは、その他のフィーチャを観察します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[ENP_Lodgings] レイヤーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブで、レイヤー名を [Lodgings] に変更します。[OK] をクリックします。
[コンテンツ] ウィンドウでレイヤー名が更新されます。
- 必要に応じて、リボンの [マップ] タブをクリックします。[ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックします。[Egmont ブックマーク] で [Egmont National Park] をクリックします。
- [クイック アクセス ツールバー] の [保存] ボタン をクリックします。
レイヤーのシンボル化
山小屋が小縮尺で表示されないように、レイヤーの表示範囲を設定します。また、レイヤーに対して縮尺ベースのサイズ設定を行い、拡大するにつれてシンボルが大きくなるようにします。最後に、画像ベースマップにも表示されるシンボルを選択します。
- 必要に応じて、[コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーをクリックして選択します。リボンの [フィーチャ レイヤー] で、[表示設定] タブをクリックします。
- [表示縮尺範囲] グループで、[表示縮尺の下限] の横のドロップダウン矢印をクリックし、[1:500,000] をクリックします。
ヒント:
ドロップダウン リストの中に [1:500,000] が含まれていない場合は、入力ボックスに直接入力するか、別の値を選択します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーのシンボルをクリックします。
[シンボル] ウィンドウに、ポイント シンボルを書式設定するオプションが表示されます。
- 必要に応じて、ウィンドウの上部の [ギャラリー] タブをクリックします。シンボルのスクロール ボックスで、[ArcGIS 2D] にある [四角形 1] をクリックします。
- ウィンドウの上部にある [プロパティ] タブをクリックします。その下で [シンボル] タブ が選択されていることを確認します。
- [縮尺ベースのサイズ設定を有効化] チェックボックスをオンにします。
[サイズ] プロパティの下にスライダーが表示されます。シンボル サイズを設定する最小のマップ縮尺と最大のマップ縮尺を表す、2 つのサイズ ストップ (短い垂直バー) があります。
- 左端のサイズ ストップの上にマウス ポインターを合わせます。
最初のストップは [1:500,000] に設定されています。表示範囲の設定により、これがレイヤーが表示される最小の縮尺になります。
- もう 1 つのサイズ ストップの上にマウス ポインターを合わせます。
これは [1:1,000] に設定されており、シンボル サイズを割り当てられる最大の縮尺です。マップ上では 1:1,000 よりも拡大できますが、シンボル サイズはそれ以上拡大されません。現在、2 つ目のストップが選択されています (青)。スライダーの上部には、選択されたストップのサイズが [10 pt] に設定されています。
- [サイズ] を [12 pt] に変更します。
これがシンボルの最大サイズになります。
- 最初のサイズ ストップをクリックして選択します。現在、このストップのサイズ値は [10 pt] です。
- [サイズ] を [2 pt] に変更します。
マップ縮尺が 1:500,000 の場合、[Lodgings] シンボルのサイズは 2 ポイントになります。マップを拡大すると、シンボル サイズは徐々に大きくなり、最大で 12 ポイントになります。
- ウィンドウの上部にある [レイヤー] タブ をクリックします。
- [表示設定] で、[色] を [アネモネ バイオレット] に変更します。
- [アウトライン色] を [グレー 30%] に変更します。[アウトライン幅] を 1.5 ポイントに変更して、Enter キーを押します。[適用] をクリックします。
現在のマップ縮尺では、シンボルのアウトラインがわからなくなる場合があります。
メモ:
ArcGIS Pro では、アンチエイリアスがオン (デフォルト) のときに、細いラインは透過表示でシミュレートされます。すべての縮尺でシンボル アウトラインなどの細いラインを表示する必要がある場合は、アンチエイリアスをオフにします。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。[ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックします。[Egmont ブックマーク] で [Taranaki Region] をクリックします。
マップが地方を表示する縮尺まで縮小され、シンボルはマップ上に表示されなくなります。
- マップ ビューの左下隅のマップ縮尺ボックスで、ドロップダウン矢印をクリックして、[1:500,000] をクリックします。
レイヤーが表示され、フィーチャが最小サイズで表示されます。
- 徐々に拡大すると、シンボル サイズも大きくなります。
- [Egmont National Park] ブックマークに移動します。
- [クイック アクセス ツールバー] の [保存] ボタン をクリックします。
対話的なフィーチャ追加
[Lodgings] レイヤーには 13 個のフィーチャがあり、そのうちの 10 個は保存局所有の山小屋で、残り 3 個は登山クラブが所有する山小屋です。また、公園内には、CSV ファイルに含まれていないリゾート ホテルが 2 軒あります。このセクションでは、そのうちの 1 軒のホテル、Dawson Falls Mountain Lodge を探してレイヤーに追加します。
- リボン上の [マップ] タブの [照会] グループで、[場所検索] ボタン をクリックします。
- [場所検索] ウィンドウで、[オプション] ボタン をクリックすると、ロケーター プロバイダーのリストが表示されます。ArcGIS World Geocoding Service が有効な状態 (チェックボックスがオンの状態) でこのリストに含まれていることを確認します。
ロケーター プロバイダーは、説明文や空間座標からマップの位置を検索します。リストには、[XY provider] と ArcGIS World Geocoding Service が含まれています。
メモ:
ArcGIS Enterprise ポータルから ArcGIS Pro にサイン インしている場合は、このセッションの実行に別のロケーター プロバイダーを使用できます。該当しない場合は、「3D シーン内のレイヤーの表示」に進んでください。
- リストを折りたたむには、再度 [オプション] ボタン をクリックします。
Dawson Falls Mountain Lodge の Web サイトには、所在地はエグモント国立公園の Manaia Road の終端にあることが記載されています。ただし、番地は記載されていません。
- [場所検索] ウィンドウの検索ボックスに「Manaia Road」と入力します。Enter キーは押しません。
注意:
次の手順に示された候補一覧を表示する場合は、コピーして貼り付けるのではなく、住所を直接入力する必要があります。
- ドロップダウン リストに候補一覧が表示されます。ArcGIS World Geocoding Service で [Manaia Rd, Egmont National Park, 4391, NZL] をクリックします。
マップが拡大表示され、Manaia Road の終端にマーカーが付けられます。道路に隣接している茶色の屋根の白い建物群が Dawson Falls Mountain Lodge です。
- リボンの [編集] タブをクリックします。[フィーチャ] グループにある [作成] をクリックします。
[フィーチャ作成] ウィンドウが表示されます。
メモ:
[フィーチャ作成] ウィンドウが [場所検索] ウィンドウの上にスタックされている場合、マーカーは見えなくなります。ロッジが表示されるため、マーカーは必要ありません。ただし、[フィーチャ作成] ウィンドウを [場所検索] ウィンドウからドラッグすると、マーカーが再び表示されます (ハイライト表示はされなくなります)。
- [フィーチャ作成] ウィンドウで、[テンプレート] タブが選択されていることを確認します。必要に応じて [Lodgings] を展開し、[Lodgings] フィーチャ テンプレートをクリックします。
[Lodgings] レイヤーのフィーチャ テンプレートが選択されています。このテンプレートでは、新しいフィーチャのデフォルト シンボル (グレーのアウトラインで囲まれた紫色の四角形) と、フィーチャを作成するためのデフォルト ツール ([ポイント] ツール ) を指定します。
ヒント:
[Lodgings] レイヤーと [Egmont National Park] レイヤーはどちらも編集可能です。編集可能なレイヤーを管理するには、[コンテンツ] ウィンドウの [編集別にリスト] タブ を使用します。
- マップ上で Dawson Falls Mountain Lodge の上にマウス ポインターを合わせ、クリックしてポイント フィーチャを作成します。
フィーチャが作成され、選択された状態になります。ここで、属性値を追加します。
- リボンの [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
- [属性] ウィンドウの中央にある [属性] タブが選択された状態で、NAME の横をクリックして「Dawson Falls Mountain Lodge」と入力します。Tab キーを押します。
- TYPE に「Hotel」と入力して Tab キーを押します。
- CAPACITY には、「24」と入力します。[適用] をクリックします。
LATITUDE と LONGITUDE フィールドには <Null> 値を残しておきます。
- [編集] タブの [選択] グループで、[選択解除] をクリックします。
別のフィーチャの追加
公園内の 2 つ目のリゾート ホテルは、Stratford Mountain House です。このホテルは Pembroke Road にありますが、道路上でも少しわかりづらい場所にあります。この場所を緯度経度の座標で検索します。
- [場所検索] ウィンドウの検索ボックスに入力されている数値をクリアします。「174.12248, -39.306201」と入力して、Enter キーを押します。
ArcGIS World Geocoding Service と XY プロバイダーで検索された結果が [場所検索] ウィンドウに表示されます。
ウィンドウでハイライト表示された候補位置がマップ上で拡大表示され、マーカーが付けられます。
- [場所検索] ウィンドウでハイライト表示された候補を右クリックして、[フィーチャクラスに追加] を選択します。
[フィーチャクラスに追加] ウィンドウが表示されます。
- [フィーチャクラスに追加] ウィンドウの [Lodgings] 見出しを展開し、[Lodgings] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
ポイント フィーチャが Lodgings フィーチャクラスに追加され、マップ上のマーカーの位置に表示されます。フィーチャがマーカーの下にあるため、よく見えません。
- [場所検索] ウィンドウを閉じます。
マーカーが非表示になり、Stratford Mountain House を表す新しい選択フィーチャが見えるようになります。[属性] ウィンドウでは、選択フィーチャの属性値を入力できます (OBJECTID 値には、自動的に 15 が割り当てられるはずです)。
- [属性] ウィンドウの NAME の横をクリックして、「Stratford Mountain House」と入力します。Tab キーを押します。
- TYPE に「Hotel」と入力して Tab キーを押します。
- CAPACITY には、「22」と入力します。[適用] をクリックします。
- リボンの [編集] タブの [選択] グループで、[選択解除] をクリックします。
- [編集の管理] グループにある [保存] をクリックします。[編集の保存] プロンプトで [はい] をクリックします。
- [属性] ウィンドウを閉じて、[フィーチャ作成] ウィンドウを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーを右クリックし、[属性テーブル] をクリックします。テーブルの下部へスクロールします。
このテーブルには、作成したばかりの 2 つのフィーチャのレコードを含む、15 件のレコードがあります。
- テーブルを閉じます。
- リボン上の [マップ] タブをクリックし、[Egmont National Park] ブックマークに移動します。
- [クイック アクセス ツールバー] の [保存] ボタン をクリックします。
3D シーン内のレイヤーの表示
2D レイヤーを 3D シーンで表示できます。シーンの標高サーフェスでは、2D フィーチャが 3D 地形に自動的に配置されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーを右クリックし、[コピー] をクリックします。
- [Egmont 3D] ローカル シーンのビュー タブをクリックして、そのシーンをアクティブにします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、シーン名 ([Egmont 3D]) を右クリックし、[貼り付け] をクリックします。
- 必要に応じて、[マップ] タブの [ナビゲーション] グループで、[マップ操作] ツール をクリックして選択します。
- マウス ボタンとマウス ホイールを使用して、シーンのズーム、画面移動、傾斜、回転を行います。あるいは、シーンの左下隅にあるスクリーン ナビゲーター を使用します。
これらのフィーチャは 3D サーフェス上の適切な位置に表示されますが、山に貼り付いた紙切れのようにシンボルが横たわった状態で配置されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーを [2D レイヤー] 見出しから [3D レイヤー] カテゴリまでドラッグします。
これにより、このレイヤーで 3D 描画プロパティが使用され、シンボルがサーフェス上に立った状態で配置されます。この効果はビルボードと呼びます。この点が改善され、3D 表示できるように設計されたシンボルの見栄えがよくなりました。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Lodgings] レイヤーのシンボルをクリックします。
- 必要に応じて、[シンボル] ウィンドウの [ポイント シンボルの書式設定] で [ギャラリー] タブをクリックします。
- 検索ボックスに「立方体」と入力して Enter キーを押します。
- シンボルのリストで、[ArcGIS 3D] にある [立位立方体] をクリックします。
スタイルを追加すると、その他のシンボルにもアクセスできます。
- ウィンドウの上部にある [プロパティ] タブをクリックします。必要に応じて、その下の [シンボル] タブ をクリックします。
- [色] ドロップダウン矢印をクリックして、色を選択します。[サイズ] 設定を [5 pt] に変更して [適用] をクリックします。
メモ:
縮尺ベースのサイズ設定は、シーンでは使用できません。このシーンでは、5 ポイントまたは 6 ポイントのシンボル サイズがほとんどの縮尺で有効ですが、このサイズは小さすぎる、または大きすぎる場合があります。
- ナビゲーション ツールと [Egmont 3D] ブックマークを使用して、引き続きシーンの操作を行います。
- [クイック アクセス ツールバー] の [保存] ボタン をクリックします。
Microsoft Excel ファイルや CSV ファイルなどの表形式のデータセットは、テーブルに住所や空間座標が含まれている限り、ArcGIS Pro で空間データに変換できます。そうすると、本質的には空間的ではあるものの、空間対応になっていないさまざまなデータ (顧客リストや Web サイトから取得したテーブルなど) を視覚化し、空間的に解析できるようになります。