ジオデータベースでアタッチメントが有効になったフィーチャクラスまたはテーブルにアタッチメントを追加すると、GIS データとワークフローの追加情報を含めることができます。
データセットにアタッチメントを追加するには、主に 2 通りの方法があります。
- 編集セッションから
- ジオプロセシング ツールを使用して
編集セッションでのアタッチメントの追加
データセットの編集中に、1 つ以上のファイルをアタッチメントとして追加できます。
編集中にアタッチメントを追加する際は、次の点に留意してください。
- アタッチメントは複数のソースから追加できます。
- 複数のアタッチメントを追加する操作は、編集セッション中に [属性] ウィンドウで 1 つのフィーチャずつ行います。
- 多くのアタッチメントを追加する場合、この処理には多大な時間がかかることがあります。
編集中にアタッチメントを追加する手順を確認するには、「アタッチメントの追加または削除」をご参照ください。
アタッチメントの追加ジオプロセシング ツールの使用
[アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ジオプロセシング ツールは、1 つ以上のアタッチメントを、有効になったフィーチャクラスまたはテーブル内の 1 つ以上のフィーチャまたは行に関連付けます。
[アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ツールを使用する際は、次の点に留意してください。
- このツールは、対応しているフィーチャクラス、フィーチャ レイヤー、スタンドアロン テーブルに対して使用できます。
- アタッチメントを該当フィーチャまたは行に追加するには、照合テーブルが必要です。 必要な照合テーブルを作成するには、アタッチメント照合テーブルの作成 ツールを使用することをお勧めします。
- このツールは、選択したデータセット フィーチャを優先しません。 代わりに、必要な照合テーブルにリストされたファイルのみを読み込み、それぞれのオブジェクト ID と関連付けます。
- 照合テーブルに求められるパラメーターを満たすために、カスタムまたは複数の照合テーブルを 1 つの照合テーブルに統合できます。
- アタッチメントを追加する場合、ツールは既存のアタッチメントの削除や置換は行いません。 そのため、同じアタッチメントがすでに存在する場合は重複が発生することがあります。
入力データセット属性テーブルに、追加するアタッチメントへのパスを持つ既存のフィールドがある場合、照合テーブルの代わりにフィールドを指定できます。
[アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ツールを使用して、既存のデータセットにアタッチメントを追加するには、次の手順を実行します。
- [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで [ツール] をクリックし、データ管理ツールのツールセットで [アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ツールを検索または参照します。
- 検索結果の [アタッチメントの追加] をクリックし、ツールを開きます。
[アタッチメントの追加] ツールのダイアログ ボックスが、パラメーターとともに表示されます。
- [入力データセット] で参照ボタン
を使用してフィーチャクラスかテーブルを選択するか、下向き矢印をクリックして、アクティブなマップからデータセットを選択します。 - [レイヤー、テーブル ビューのキーとなるフィールド] で、照合テーブルでの値が一致するフィールドを入力データセットから選択します。
[アタッチメント照合テーブルの作成 (Generate Attachment Match Table)] ツールを使用して照合テーブルを作成した場合、これは OBJECTID フィールドになります。
- [照合テーブル] で、アタッチメントとして追加するオブジェクト ID とファイル名を含む照合テーブルを選択します。
- [照合結合フィールド] で、オブジェクト ID 値を持つ照合テーブル内のフィールドを選択します。
アタッチメント照合テーブルの作成 (Generate Attachment Match Table) ツールで照合テーブルを作成した場合、これは MatchID 列になります。
- [パス フィールドの照合] で、照合テーブル内のファイル名フィールドを選択します。
- [作業フォルダー] では、アタッチするファイルを含むフォルダーまたはワークスペースを使用します。
このパラメーターは省略可能で、ファイル名にデータへのフル パスが含まれる場合は空白のままにできます。 ファイル名が短い場合は (image1.jpg、image2.jpg など)、フォルダーの場所を追加します。
- [実行] をクリックしてアタッチメントを追加します。
サンプル ツールを使用したアタッチメントの追加
アタッチメントを選択することで追加できるサンプル ツールを使用して、アタッチメントを追加することもできます。 この方法では、照合テーブルは必要ありません。 アクティブなマップのフィーチャクラス内で、1 つ以上の選択フィーチャにアタッチメントを追加できます。また、アタッチメントは個々のファイル、ファイルを含む 1 つ以上のフォルダー、または個々のファイルとフォルダーの組み合わせから追加することもできます。
アタッチメントがフィーチャクラスの正しいフィーチャと関連付けられているかどうかを確認する方法として、ポップアップを使うことができます。