ArcGIS Pro 1.3 の新機能—ArcGIS Pro

ArcGIS Pro 1.3 の新機能と機能拡張を以下に示します。

ハイライト

ハイライトセクションには、このリリースでの主な機能の更新が含まれています。

KML レイヤー

KML データは、特定の場所を識別してラベルを付けることで、地理コンテンツを視覚化するために使用されます。

KML レイヤーは、マップやシーンに追加できます。
シーンでは、[コンテンツ] ウィンドウの [KML レイヤー] カテゴリから KML レイヤーを検索および追加できます。
KML データソースは読み取り専用ですが、一部のプロパティは、ArcGIS Pro から参照しているときにオーバーライドできます。
KML レイヤーにはラベルを付けることができ、3D で描画されます。
[変換] ツールの [KML → レイヤー (KML To Layer)] ツールは、入力として KML レイヤーをサポートしています。
次のコマ送りのアニメーションは、KML ネットワークリンクを使用したライブの航空交通とノイズレベルから作成されています。

ジオデータベーストポロジ

ジオデータベーストポロジは、ソースジオデータベース内で特定のデータセットに対するセットアップが必要なルールベースの手法です。フィーチャを作成または編集したら、変更の影響を受けるエリア内のフィーチャを (1 つまたは複数のトポロジルールで) 整合チェックします。その後、特定の編集ツールを使用して、エラーを訂正します。

ジオデータベーストポロジは、同じデータセット内のフィーチャに対して、ソースジオデータベース内のルールとして設定されます。マップ内のトポロジに対して [整合チェック] を実行すると、ルールに違反するフィーチャが特定され、[コンテンツ] ウィンドウで、別個のトポロジレイヤー上にエラーとしてシンボル表示されます。エラーのステータスは、ソースジオデータベースに保存されます。
ジオデータベーストポロジは、[エラーインスペクター] または [フィーチャの修正] ウィンドウ内のトポロジツールを使用して整合チェックおよび修正できます。

画像分類

リモートセンシング画像分類は、主題的に分類された画像のマップを生成するワークフローです。正確な分類マップを作成するために必要な多くの処理ステージがあります。

画像分類ウィザードは、画像分類のベストプラクティスから構成される新しいツールで、分類プロセスを手順を追って効率的に実行できます。
分類ウィザードは、[データ] タブの [分類] グループにあります。[コンテンツ] ウィンドウでラスターを選択し、[データ] タブを有効化します。

フィーチャの検索

[場所検索] ウィンドウを使用して、ローカルでホストされているデータやリモートでホストされている (Web) データに基づいて、レイヤー内のフィーチャを検索できるようになりました。
フィーチャを検索するには、まず [場所検索] ウィンドウを使用してレイヤーを構成してから、検索ボックスを使用してフィーチャを特定します。

基本操作

「ArcGIS Pro の紹介」と「ジオプロセシングツールの使用」という 2 つの新しいクイックスタートチュートリアルが利用できるようになりました。
多くのクイックスタートチュートリアルでプレビュービデオが利用できます。
「ArcMap ユーザーの移行ガイド」は、既存ユーザーの ArcGIS Pro への移行を支援する新しいトピックです。

マッピングとビジュアライゼーション

全般

上記のハイライトセクションで説明したように、KML レイヤーをマップやシーンに追加できます。
リレートデータの自動選択機能が向上しました。
データセットをパスから直接追加して、マップまたはレイヤー内に新しいマップレイヤーを作成できます。ファイルベースのデータ、ポータルアイテム、およびエンタープライズデータベースのデータはすべて、パスから直接追加できます。

グラフィックス

デフォルトパスの代わりに、ローカルパスまたは UNC パスを使用して、表示キャッシュを保存できるようになりました。表示キャッシュは、レンダリングのパフォーマンスを向上させる表示オプションです。

ベクタータイル

ベクタータイルレイヤーは、マップおよびシーンに追加できます。シーンでは、表示レイヤーとして [2D レイヤー] のカテゴリにのみ含めることができます。
ベクタータイルレイヤーは、次のいずれかとして参照できます。
- ベクタータイルレイヤー (.lyrx)
- ベクタータイルパッケージ (.vtpk)
- レイヤーパッケージ (.lpkx)
- ポータルアイテム

シンボル

個別値シンボルのシンボルクラスは、縮尺ごとに別のシンボルを表示するように構成できるようになりました。これは、マルチスケールマッピングをサポートしています。
比例シンボルを使用してフィーチャレイヤーを描画できるようになりました。これにより、数値をストレッチ比例シンボルとして表現することができます。以下の図のシンボルは、幹の直径に比例して描画された樹木を表しています。
プロシージャルシンボルがポイントフィーチャに対してサポートされるようになりました。
フィーチャレイヤーをマップに追加するときや、別のシンボルを使用して描画するときは、現在のベースマップと調和するようにデフォルトの色が適用されます。

レイアウト

マップフレーム内のマップの範囲は、マップフレームの表示制限をカスタマイズすることで、制御できるようになりました。
デフォルトでは、グラフィックス、ピクチャ、テキストをレイアウトに追加すると、アプリケーションが選択モードに切り替わり、サイズ変更や配置ができるようになります。
直近に使用したツールをアクティブなままにして、もう一度クリックしなくても、そのツールを引き続き使用できるオプションができました。このオプションを有効化するには、[プロジェクト] タブをクリックし、[オプション] をクリックします。[オプション] ダイアログボックスで、[レイアウト] をクリックし、ツールをアクティブなままにするチェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。

テキスト

<clr> テキスト書式タグにアルファ値が追加され、テキストに透過を適用できるようなりました。
マップやシーンに追加された KML レイヤーにラベルを付けることができます。
テキストの整形に、複雑なスクリプトを使用してテキストのレンダリングを向上させる HarfBuzz が使用されるようになりました。

アニメーション

[アニメーションタイムライン] ウィンドウを使用して、アニメーションの編集を拡張できるようになりました。[アニメーションタイムライン] ウィンドウには、次の機能があります。
- サムネイルにより、アニメーションキーフレームと、そのアニメーション全体における位置を視覚化できます。
- キーフレームの選択に着目できます。クリックしてキーフレームを選択し、再配置 (ドラッグ)、切り取りまたはコピー、削除、再生、更新を実行できます。
- キーフレームギャラリー内のアイコン (、、、) をクリックして、トランジションタイプを変更できます。
- アニメーションタイムライン上のインスタンスをダブルクリックすると、そこにジャンプできます。
- キーフレームを挿入または更新したり、リアルタイムで更新を確認できます。
- マップビューに表示されるパスとキーフレームを使用して、タイムライン内での対話形式の編集が、より直感的になりました。

[キーフレームプロパティ] ウィンドウを使用して、アニメーションの編集を拡張できるようになりました。[キーフレームプロパティ] ウィンドウには、次の機能があります。
- キーフレームで有効にするプロパティの組み合わせを作成できます。
- キーフレームの開始時間や長さに新しい値を入力できます。
- カメラ、レンジ、時間、レイヤープロパティの詳細を編集できます。
- [アニメーションタイムライン] または [キーフレームリスト] からキーフレームを選択すると、[キーフレームプロパティ] ウィンドウの内容は、その選択セットに対応します。

レンジ

[レンジスライダー] が整数値と整数専用ワークフローの使用をサポートするようになりました。すべてのアクティブなレンジが整数フィールドのレンジに基づいている場合、スライダーが整数に適したモードになります。
整数値を使用している場合、単純化されたスタイルのレンジスライダーで 1 つの値を表示できます。[レンジ] タブの [レンジの有効化] グループで、[単一値] モードを選択します。これにより、レンジスライダーが整数値のみをクリックまたは入力できる単純化されたモードになります。

解析とジオプロセシング

全般

入力フィーチャパラメーターを使用するジオプロセシングツールが、フィーチャサービスをマップに追加しなくても、入力としてフィーチャサービスレイヤーを使用できるようになりました。フィーチャサービスレイヤーの URL をパラメーターのテキストボックスにコピーしたり、Python ではツールへの文字列入力として URL パスを使用することができます (例: http://<serverurl.com>/<server>/rest/services/Hosted/myroads_featureservice/FeatureServer/0)。
フィーチャサービスレイヤーを参照するには、パラメーターの参照ボタンをクリックし、ダイアログボックスの [ポータル] セクションを使用してフィーチャサービスレイヤーを参照します。

ポータル解析

リモートサーバー上でツールを実行し、サーバー間で計算負荷を分散できるようになりました。
新しい [ポータル] グループが [解析] リボンタブと [ジオプロセシング] ウィンドウで利用できます。
[ポータル] グループ内のツールは、アクティブなポータルと関連付けられている ArcGIS Server を使用して、リモートで実行されます。これらのツールは、他のジオプロセシングツールと同じように使用できます。ツールを実行すると、サーバー上に出力データセットが作成され、新しいポータルアイテムとして出力データセットがマップに追加されます。

チャート

時間や距離など、連続する範囲での変化を視覚化するラインチャートを作成できます。
タイムスライダーやレンジスライダーを使用して、レイヤーの時間やレンジのフィルターに対話形式で変更を加えた場合、レイヤーに関連付けられているチャートにもそれらのフィルターが適用されます。

Network Analyst

ネットワーク解析レイヤーのプロパティが、そのレイヤーが使用する移動モードの詳細を示すようになりました。そのネットワーク解析レイヤーを解析する際に使用されるインピーダンス属性、制限および関連するパラメーター値のセットが詳細として示されます。これらの設定は変更したり、次の解析に使用できるようにレイヤーに保存することができます。
ネットワーク解析レイヤーが共有できるようになりました。プロジェクトテンプレート、プロジェクトパッケージ、マップパッケージの一部としてパッケージ化したり、レイヤーパッケージとして個別にパッケージ化することができます。

3D Analyst ツール

3D Analyst が、対話形式で LAS 分類コードを編集できるようになりました。
[データ管理] ツールボックスの [LAS データセット] ツールセットでは、次のツールが利用できるようになりました。
- LAS の建物分類 (Classify LAS Building)
- LAS タイルの作成 (Tile LAS)
[データ管理] ツールボックスの [マルチパート → シングルパート (Multipart to Singlepart)] ツールがマルチパッチをサポートするようになりました。

解析ツール

[抽出] ツールセットで、新しい [属性条件でスプリット (Split By Attributes)] ツールが利用できるようになりました。
[ペアワイズオーバーレイ] ツールセットで、新しい [ペアワイズバッファー (Pairwise Buffer)] ツールが利用できるようになりました。[ペアワイズバッファー (Pairwise Buffer)] は、複数のコンピューターコアを並列で使用してバッファーを生成でき、[バッファー (Buffer)] ツールの代わりに使用できます。

カートグラフィツール

変換ツール

[フィーチャ → JSON (Features to JSON)] ツールで、新しい [geoJSON] パラメーターが利用できるようになりました。
新しい [KML → レイヤー (KML To Layer)] ツールは、入力として KML レイヤーをサポートしています。
[ジオデータベースへ変換] ツールセットで、[CAD → ジオデータベース (CAD to Geodatabase)] ツールが利用できるようになりました。
新しい [アタッチメントの保持] 環境を使用すると、アタッチメントを出力テーブルやフィーチャクラスに転送する機能を有効化/無効化できます。[アタッチメントの保持] は、次のツールでサポートされています。
- フィーチャクラス → フィーチャクラス (Feature Class to Feature Class)
- テーブル → テーブル (Table to Table)

データ管理ツール

[マップタイルパッケージの作成 (Create Map Tile Package)] ツールで、新しい [範囲] パラメーターが利用できるようになりました。
[ラスター] ツールセットに、次のツールが追加されました。
- ラスター関数からラスターを生成 (Generate Raster From Raster Function)
- モザイクデータセット → モバイルモザイクデータセット (Mosaic Dataset to Mobile Mosaic Dataset)
[パッケージ] ツールセットで、新しい [シーンレイヤーパッケージの作成 (Create Scene Layer Package)] ツールが利用できるようになりました。
新しい [アタッチメントの保持] 環境を使用すると、アタッチメントを出力テーブルやフィーチャクラスに転送する機能を有効化/無効化できます。[アタッチメントの保持] は、次のツールでサポートされています。
[トポロジ] ツールセットが Python を介して使用できるようになりました。

Geostatistical Analyst ツール

[EBK Regression Prediction] ツールが、ローカルモデルに独自のリージョンを定義できる [Subset polygon features] パラメーターをサポートするようになりました。以前のバージョンでは、これらのローカルモデルのリージョンはソフトウェアによって自動的に作成され、部分的にしか制御できませんでした。
Geostatistical レイヤーがポップアップをサポートするようになりました。
[Empirical Bayesian Kriging] および [EBK Regression Prediction] のモデルとして、整合チェックまたは交差検証の実行時に 4 つの新しいモデル診断が追加されました。これらは、[Empirical Bayesian Kriging] ツールの [Output diagnostic feature class] にも作成されます。モデル診断は次のとおりです。
- 連続的ランク付け確率スコア (CRPS)
- 等量検証
- Inside 90 Percent Interval
- Inside 95 Percent Interval

Spatial Analyst ツール

[距離] ツールセットでは、[コスト距離 (Cost Distance)] ツールと [パスの距離 (Path Distance)] ツールのパフォーマンスと精度が向上しました。これらの変更により、特に大規模データセットに対する処理速度が向上しています。距離の累積、水平方向ファクターと垂直方向ファクター、およびソース特性に使用される内部アルゴリズムの正確度が向上しています。また、コストサーフェス入力のリサンプリングが、これまでの最近隣内挿法から共一次内挿法に変更されました。
[距離] ツールセットでは、新しい [移動方向] ソース特性パラメーターが、次のツールで利用できるようになりました。
[算術演算] ツールセット、[条件] ツールセット、および [ローカル] ツールセットでは、すべてのツール ([コンバイン (Combine)] を除く) が内部でラスター関数を使用するように更新されました。この更新により、TIFF やジオデータベースラスター形式など、Esri グリッド以外のラスター形式に出力される場合に、パフォーマンスが向上しています。

空間統計ツール

[地理的分布特性の算出] ツールセット内のツールが拡張され、3D データを適用できるようになりました。この追加された機能は、各フィーチャに関連付けられた Z 値 (標高など) を考慮して計算し、3D シーンで視覚化できる 3D の結果を生成します。拡張されたツールには、[中心フィーチャの算出 (Central Feature)]、[分布指向性分析 (Directional Distribution)]、[地理的中間地点の算出 (Median Center)]、および [標準距離の算出 (Standard Distance)] などがあります。
[クラスター/外れ値分析 (Cluster and Outlier Analysis)] ツールに順列を使用する機能が追加されました。この方法を使用すると、(正規分布を想定する代わりに) 基準分布を作成して、より良い結果を得ることができます。

時空間パターンマイニングツール

[時空間パターンマイニング] ツールボックスの [時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube)] ツールに、入力フィーチャを六角形ビンに集約する機能が追加されました。
Space Time Cube Explorer プラグインがダウンロード可能になりました。これを使用すると、次のツールの時空間キューブの変数や結果を調べたり、視覚化することができます。
- 時空間ホットスポット分析 (Emerging Hot Spot Analysis)
- ローカル外れ値分析 (Local Outlier Analysis)
[時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube)] ツールで、新しい [集約形状タイプ] パラメーターが利用できるようになりました。

Python

ArcGIS Pro 1.3 の Python が更新され、ArcGIS Pro に含まれる Python と Python のサードパーティ製のライブラリをパッケージ化するときに conda が使用されるようになりました。この変更により、複数の Python 環境をサポートできるようになりました。その他の利点として、簡単に拡張できる、独立した一貫性のある Python 環境などがあります。
レガシー:
ArcGIS Pro 1.3 では、ArcGIS Pro 1.0、1.1、1.2 で使用していた個別の Python ダウンロードが必要なくなりました。arcpy をインポートするときの混乱やエラーを回避するために、ArcGIS Pro 用の過去のバージョンの Python をアンインストールすることをお勧めします。
[Python] ツールボックスは、ツールボックスを右クリックして暗号化および暗号化解除できるようになりました。同等の ArcPy 関数 EncryptPYT および DecryptPYT も追加されました。
ポータル情報の JSON 文字列を返す GetPortalDescription 関数が ArcPy に追加されました。

データの編集

[フィーチャの修正] ウィンドウの新しい [バッファー] は、選択したフィーチャの周囲に指定したオフセット距離のポリラインまたはポリゴンバッファーを作成します。
[テンプレートの管理] ウィンドウでは、テンプレートの作成時に、フィーチャのスナップショット選択に基づいてフィーチャを作成できる [プリセット] テンプレートを利用できるようになりました。
グループテンプレートの [テンプレートプロパティ] では、マップに少なくとも 1 つのポイントフィーチャレイヤーと対応するフィーチャテンプレートが含まれている場合に、ポリライン (プライマリ) テンプレート用の新しいビルダーが利用できるようになりました。[オフセット] は、グループ内の最初のポイントフィーチャと、プライマリポリラインフィーチャの最初の頂点間に、指定した半径距離のギャップを作成します。
ジオデータベーストポロジは、[エラーインスペクター] または [フィーチャの修正] ウィンドウ内のトポロジツールを使用して整合チェックおよび修正できます。

データとジオデータベースの管理

全般

ポータル Web レイヤーおよび ArcGIS Server サービスは、[プロジェクト] ウィンドウ、[プロジェクト] ビュー、および [参照] ダイアログボックスで参照できます。
- Web フィーチャレイヤーを参照すると、含まれているレイヤーとテーブルが表示されます。
- Web マップイメージレイヤーまたは Web シーンレイヤーを参照すると、含まれているレイヤーが表示されます。
- Web イメージレイヤーまたは ArcGIS Server イメージサービスを参照すると、イメージカタログとその中に含まれている画像 (存在する場合) が表示されます。
- ArcGIS Server マップサービスまたはフィーチャサービスを参照すると、含まれているレイヤーが表示されます。
Web レイヤーおよび ArcGIS Server サービス内にある個別のレイヤーとテーブルは、マップに追加できます。
ジオプロセシングツールを使用して、Web フィーチャレイヤー内のレイヤーを解析できます。
空間データセットは [プロジェクト] ビューでプレビューできます。

ジオコーティング

上記のハイライトセクションで説明したように、[場所検索] ウィンドウを使用して、フィーチャを検索するために、検索用のレイヤーを構成できるようになりました。この機能は、ローカルレイヤーと、Web マップからインポートしたレイヤーに対して利用できます。

ジオデータベース

[リレーションシップクラスプロパティ] ページで、リレーションシップクラスのルールを表示できます。[プロジェクト] ウィンドウで、[リレーションシップクラス] を右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[ルール] タブをクリックします。
[バージョンの比較] ビューアーおよび [競合を表示] を使用すると、バージョン作成後、または前のバージョンで最後にリコンサイルしてからバージョンに対して行った変更を表示できます。[バージョンの比較] ダイアログボックスを開くには、[バージョニング] タブで [バージョンの比較] をクリックします。
[データベースプロパティ] ページの [接続] セクションでは、接続ユーザーとロックを表示できます。

ラスター

ハイライトセクションで説明したように、画像分類には、主題的に分類されたレンダリング画像を手順を追って作成できるウィザードが含まれています。特定の手順だけを実行する必要がある場合は、ウィザードの各手順を個別のツールとして実行することもできます。
モザイクデータセットとイメージサーバーアイテムエクスプローラーがサポートされるようになりました。このため、モザイクデータセット内のアイテムを個別に調べることができます。
[ラスター関数] ウィンドウでのカスタム関数のユーザー操作が新しくなりました。
データセットを Web タイルキャッシュとして共有する機能がサポートされるようになりました。

作業の効率化

タスク

[タスクデザイナー] ウィンドウの [ビュー] タブでは、ビューのリンクをステップで有効化できます。ビューのリンクが有効化されている場合、ステップで開いているすべてのビューがアクティブなビューと自動的にリンクされます。
[タスクデザイナー] ウィンドウの [コンテンツ] タブでは、アクティブビューのスナップをステップで有効にできます。スナップが有効な場合、ステップは複数のスナップモードのオン/オフを切り替えることができます。
ステップは、パレットステップとして作成できます。パレットステップを使用すると、タスクユーザーは、同じステップ内にある複数のツールを切り替えることができます。パレットステップは、ツールのパレットを読み込みます。

Workflow Manager

ジョブクエリ結果は CSV ファイルにエクスポートできます。これを使用して、チャートやレポートを生成したり、他のユーザーと共有することができます。
必要なくなったときに、Workflow Manager のデータベースから 1 つまたは複数のジョブを削除することができます。
ユーザーとグループの構成は、ArcGIS Pro 内から、新しい Workflow Manager のデータベースで実行できます。
接続している Workflow Manager ユーザーの名前と、ユーザーが接続しているデータベースの名前は、クエリから返されたジョブの数とともに、Workflow view の下部に表示されます。
ジョブリスト内のテキストは、Workflow view の下部にあるズームバーを使用して拡大できます。
ワークフローステップのステップの説明は、ジョブビューのワークフローキャンバスに表示できます。
Workflow Manager の Python API を使用して、対象ポイントを使用したジョブを作成できます。これは、既存のジョブに設定が可能で、既存のジョブに依存性を追加できます。
ホールドと依存性は、ジョブビューで作成および管理できます。
ドメインから取得する拡張プロパティがサポートされるようになりました。
拡張プロパティでは、テーブル内の値を、選択元の値のリストとして表示できます。

作業の共有

Web タイルレイヤーは、サーバーの代わりにローカルにキャッシュできます。
Web 標高レイヤーは、Web シーンを共有するときに、ArcGIS Pro から公開できます。
Web 標高レイヤーと Web シーンレイヤーは、ArcGIS Pro で作成されたパッケージを通じて、ArcGIS Online に公開できます。詳細については、「タイルパッケージ」および「シーンレイヤーパッケージ」をご参照ください。
3D モデルマーカーファイルは、ArcGIS Online で共有する場合にサポートされます。

ArcGIS Pro の拡張

ArcGIS Pro SDK for Microsoft .NET が利用できます。これを使用して、ArcGIS Pro アプリケーションを拡張できます。

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