レイヤー ファイルの保存 (Save To Layer File) (データ管理)

サマリー

マップ レイヤーから出力レイヤー ファイル (.lyrx) を作成します。 レイヤー ファイルは、シンボル、ラベリング、カスタム ポップアップなど、入力レイヤーの多くのプロパティを格納します。

使用法

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力レイヤー

レイヤー ファイルとしてディスクに保存されるマップ レイヤー。

Layer; Table View
出力レイヤー

作成される出力レイヤー ファイル (.lyrx)。

Layer File
相対パスで保存
(オプション)

出力レイヤー ファイルに、ディスク上に格納してあるソース データへの相対パスを格納するか、それとも絶対パスを格納するかを指定します。

  • オフ - ディスク上に格納してあるソース データへの絶対パスを、出力レイヤー ファイルに格納します。 これがデフォルトです。
  • オン - ディスク上に格納してあるソース データへの相対パスを、出力レイヤー ファイルに格納します。 出力レイヤー ファイルを移動すると、そのソース パスは、新規パスを基準とした相対的なソース データ位置に更新されます。
Boolean
レイヤー バージョン
(オプション)

出力レイヤー ファイルのバージョンを指定します。

  • 現在現在のバージョン。 これがデフォルトです。
レガシー:

このパラメーターはサポートされていません。 スクリプトおよびモデルの後方互換性を維持するためだけに残されています。

特定のリリースで作成されたレイヤー ファイルは、同じシリーズのすべてのマイナー リリースでサポートされています。 たとえば、ArcGIS Pro 3.1 で保存されたレイヤー ファイルは、すべての ArcGIS Pro 3.x リリースで使用できます。

ArcGIS Pro の異なるメジャー リリースにレイヤーとそのプロパティを保存するには、[レイヤーのパッケージ化 (Package Layer)] ツールを使用します。

String

arcpy.management.SaveToLayerFile(in_layer, out_layer, {is_relative_path}, {version})
名前説明データ タイプ
in_layer

レイヤー ファイルとしてディスクに保存されるマップ レイヤー。

Layer; Table View
out_layer

作成される出力レイヤー ファイル (.lyrx)。

Layer File
is_relative_path
(オプション)

出力レイヤー ファイルに、ディスク上に格納してあるソース データへの相対パスを格納するか、それとも絶対パスを格納するかを指定します。

  • ABSOLUTEディスク上に格納してあるソース データへの絶対パスを、出力レイヤー ファイルに格納します。 これがデフォルトです。
  • RELATIVEディスク上に格納してあるソース データへの相対パスを、出力レイヤー ファイルに格納します。 出力レイヤー ファイルを移動すると、そのソース パスは、新規パスを基準とした相対的なソース データ位置に更新されます。
Boolean
version
(オプション)

出力レイヤー ファイルのバージョンを指定します。

レガシー:

このパラメーターはサポートされていません。 スクリプトおよびモデルの後方互換性を維持するためだけに残されています。

特定のリリースで作成されたレイヤー ファイルは、同じシリーズのすべてのマイナー リリースでサポートされています。 たとえば、ArcGIS Pro 3.1 で保存されたレイヤー ファイルは、すべての ArcGIS Pro 3.x リリースで使用できます。

ArcGIS Pro の異なるメジャー リリースにレイヤーとそのプロパティを保存するには、[レイヤーのパッケージ化 (Package Layer)] ツールを使用します。

  • CURRENT現在のバージョン。 これがデフォルトです。
String

コードのサンプル

SaveToLayerFile の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで SaveToLayerFile 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.management.SaveToLayerFile("studyquads.shp", "C:/output/studyquadsLyr.lyrx", "ABSOLUTE")
SaveToLayerFile の例 2 (スタンドアロン Python スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで SaveToLayerFile 関数を使用する方法を示しています。

# Description: Save a layer to a file on disk

# Import system modules
import arcpy

# Set workspace
arcpy.env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
in_features = "study_quads.shp"
where_clause = '"NAME" = \'LA MESA\''
in_layer = "studyquadsLyr"
out_layer_file = "studyquadsLyr.lyrx"

# Run MakeFeatureLayer
arcpy.management.MakeFeatureLayer(in_features, "study_quads_lyr", where_clause)

# Run SaveToLayerFile
arcpy.management.SaveToLayerFile("study_quads_lyr", out_layer_file, "ABSOLUTE")

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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