ArcGIS Pro 3.4 の新機能と機能拡張を次に示します。
ビデオの概要
このビデオは、ArcGIS Pro 開発チームと製品サポート チームが作成したものであり、今回のリリースで新しく追加された機能がハイライトされています。
ハイライト
ハイライト セクションには、新機能が含まれています。
フィーチャ レイヤー選択からの定義クエリの作成
新しい [選択から定義クエリを生成 (Generate Definition Query From Selection)] ジオプロセシング ツールは、データ管理ツールボックスのレイヤーとテーブル ビュー ツールセットに含まれています。 マップまたはシーンにフィーチャのアクティブな選択がある場合、選択したフィーチャのみを含む定義クエリを生成できます。 また、選択のフィールド値を使用して、選択したフィーチャをフィルターすることもできます。
個別値シンボルにおけるシンボル クラスの表示設定の制御
個別値シンボルは、フィーチャ レイヤー内の名目データをクラスごとに異なるシンボルで描画します。 単一レイヤーの場合は [シンボル] ウィンドウ、複数のマップ レイヤーの場合はマップの [コンテンツ] ウィンドウを使用して、各シンボル クラスの表示設定を個別に制御できるようになりました。
オフライン ライセンスのチェックアウト期間の設定
ArcGIS Online 組織の管理者は、ArcGIS Pro ライセンスをオフラインで利用できる日数を指定できます。 ArcGIS Pro へのアクセス権を持つ組織のメンバーは、管理者が設定した制限までの日数、ライセンスをチェックアウトできます。 この機能は、ArcGIS Online の 2024 年 11 月の更新で利用可能になっています。
3D Tiles の ArcGIS Enterprise での共有
3D Tiles データセットを Web レイヤーとして ArcGIS Enterprise 11.4 以降で共有できます。 3D Tiles は、大規模な 3D コンテンツの視覚化を可能にする OGC 規格です。 シーン内の 3D Tiles レイヤーから Web レイヤーを共有できます。 また、データ ストアとしてサーバーに登録されているフォルダーやクラウド ストレージの場所にある 3D Tiles データセットを直接参照する Web レイヤーを公開することもできます。 ArcGIS Enterprise では、3D Tiles レイヤーは、3D メッシュまたは 3D オブジェクトとして視覚化されます。 これらの Web レイヤーを Web シーンに組み込んで、解析や意思決定を支援する動的な 3D ビジュアライゼーションを提供することができます。
コンボ チャートの作成
コンボ チャートは、単一のチャート内にバー シリーズとライン シリーズを組み合わせたものです。 これにより、データに適切なシリーズ タイプを選択したり、異なるタイプのシリーズを比較できます。 コンボ チャートは二重の Y 軸もサポートしています。これは、異なる縮尺のシリーズ間の関係を探索するのに便利です。
ハイパースペクトル画像の操作
ハイパースペクトル画像は、電磁スペクトル全体にわたる数百の連続バンドで構成されています。 ArcGIS Pro は、TIFF や ENVI などの標準ラスター形式で保存されたハイパースペクトル画像に加え、NetCDF 形式で保存された EMIT 画像、および ENVI 形式で保存された AVIRIS 画像をサポートするようになりました。
ハイパースペクトル データをマップに追加する一般的な方法は、リボンの [マップ] タブを使用することです。 [データの追加] ドロップダウン矢印 (分割ボタンの下半分) をクリックし、[ハイパースペクトル データ] を選択します。 [ハイパースペクトル データの追加] ダイアログ ボックスが表示され、ファイルを参照できます。
画像とテキストに対する AI の基盤モデルのサポート
Image Analyst ツールボックスの [ディープ ラーニング モデルのトレーニング (Train Deep Learning Model)] ツールを使用して、Prithvi や ClimaX などの地理空間基盤モデルを微調整できます。
- NASA と IBM が開発した Prithvi は、Harmonized Landsat and Sentinel (HLS) データに基づいてトレーニングされており、30 メートルの地球陸域観測をサポートします。 これは、独自データでの農作物の分類、火災跡のセグメンテーション、洪水のセグメンテーションなどのタスクに合わせて微調整したり、リモート センシング データに対するオブジェクトの検出タスクやピクセルの分類タスクのバックボーンとして使用できます。
- ClimaX は気象と気候のモデリングに特化しており、気温予測や気象予測のダウンスケーリングなどのタスクを処理します。
テキスト分析には、コンテキスト内学習を通じて大規模言語モデル (LLM) を使用できます。 これには、簡単なプロンプトといくつかのトレーニング サンプルが使用されます。 テキスト分析ツールでは、オープンソースの LLM である Mistral を使用して、テキスト分類タスク、テキスト変換タスク、エンティティ認識タスク用のモデルをトレーニングおよび使用できるようになりました。 また、Python NLP 関数を使用してカスタム ディープ ラーニング パッケージを作成することで、GPT や Llama などのサードパーティ LLM を統合することもできます。
パフォーマンスと生産性
ArcGIS Pro 3.4 でパフォーマンスと生産性が向上しました。 次のサブセクションではいくつかの例を示しますが、その他の例もこのトピック全体およびヘルプの他の場所に記載されています。
パフォーマンス
- デフォルトのレンダリング エンジンが DirectX 12 になりました。 マッピングと視覚化の新機能をご参照ください。
- ステレオ マップの画面移動のパフォーマンスが向上しました。 Image Analyst エクステンションの新機能をご参照ください。
- いくつかの水文解析ジオプロセシング ツールのパフォーマンスが向上しました。 Spatial Analyst ツールボックスの新機能をご参照ください。
- [高さによる LAS の分類 (Classify LAS By Height)] ジオプロセシング ツールの実行速度が大幅に向上しました。 3D Analyst ツールボックスの新機能をご参照ください。
- Conda がアップグレードされ、パッケージ操作が高速化されました。 Python の新機能をご紹介します。
効率性
- [オプション] ダイアログ ボックスと多くのプロパティ ダイアログ ボックスが検索可能です。 基本操作の新機能をご参照ください。
- プロパティのサブセットをレイヤー間でコピーできます。 マッピングと視覚化の新機能をご参照ください。
- フローティング ビューを最小化できます。 基本操作の新機能をご参照ください。
- 属性ルールを作成するときに、計算ルールと制約ルールを始動するフィールドを指定できます。 ジオデータベースおよびデータベースの新機能をご参照ください。
- [キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスからショートカットを PDF にエクスポートできます。 基本操作の新機能をご参照ください。
- 属性ルール テンプレートは、一般的な属性ルールの作成に役立ちます。 ジオデータベースおよびデータベースの新機能をご参照ください。
- マップ トポロジとジオデータベース トポロジのトポロジ グラフの外観をカスタマイズできます。 編集の新機能をご参照ください。
はじめに
- ArcGIS Online 管理者は、メンバーが ArcGIS Pro をオフラインで利用できる日数を指定できます。 「ハイライト」セクションの「オフライン ライセンスのチェックアウト期間の設定」をご参照ください。
- アプリケーション オプション、マップ プロパティ、レイヤー プロパティ、その他のダイアログ ボックスでプロパティと設定を検索できます。
- コマンド検索と、アイテム プロパティやアプリケーション オプションの検索ではセマンティック検索を利用できます。 言語パックをインストールおよび有効化している場合、英語または現地の言語で検索語句を入力できます。
- フローティング ビューを最小化できます。 最小化されたビューの表示を元に戻すには、Windows タスクバーの ArcGIS Pro アイコンにポインターを合わせて、ビューをクリックします。
- 簡素化されたリボンのオプションは、テキストなしの小さなコマンド アイコンを表示します。 これにより、マップとその他のビューに対してより大きなスペースを確保できます。
- [キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスからキーボード ショートカットを PDF にエクスポートできます。
- 新しいレジストリ キーは、更新通知の構成を行うためのその他のオプションを提供します。 たとえば、現在のバージョンのパッチ更新についてのみ通知を受け取ることができます。
- 既知のフォルダーに格納されているアドインは、誤って削除されることがないよう、共有アドインとして表示されるようになりました。
- ArcGIS Pro 座標系データをインストールし、単独使用ライセンスを認証解除するためのサイレント インストール コマンド ライン パラメーターがドキュメントに記載されています。
- 重ねたウィンドウにはアイコンが表示され、わかりやすくなりました。 ドロップダウン矢印をクリックし、各ウィンドウのフル ネームを含むポップアップ ウィンドウを開きます。
解析とジオプロセシング
一般
- [ジオプロセシング] ウィンドウまたは [履歴] ウィンドウが表示されていない場合、ツールが完了すると通知が表示されます。 ツールが完了したら通知を表示ジオプロセシング オプションを使用すると、通知の非表示と表示を切り替えることができます。
- スクリプト ツールの ToolValidator クラスで、Parameter オブジェクトの Filters プロパティを使用し、コンポジット パラメーターの各データ タイプに対して動的にフィルターを適用できます。
- ユーザーがツール ダイアログ ボックスでパラメーターの情報アイコン にカーソルを合わせたときにスクリプト ツールに表示される説明を設定できます。
- スクリプト ツールとモデル ツールには、[ツール プロパティ] ダイアログ ボックスの一般タブに 4 つの新しい [属性] プロパティが追加されました。
- ツールが入力データを変更するバナーを表示
- ツールの出力をマップに追加しない
- [元に戻す] の有効化切り替えボタンを表示
- ツールが ArcGIS クレジットを消費するバナーを表示
- ジオプロセシング ツールのパラメーターの説明 には、過去のリリースとは動作が異なるパラメーターやサポートが終了したパラメーターに関するレガシー ノートがあります。
チャート
- コンボ チャートを使用すると、バー シリーズとライン シリーズを 1 つのチャートで視覚化し、オプションで二重の Y 軸を使用できます。 「ハイライト」セクションの「コンボ チャートの作成」をご参照ください。
- Charts モジュールの機能拡張については、Python セクションの「Charts モジュール」をご参照ください。
ジオプロセシング サービスと Web ツール
- ArcGIS Enterprise 11.4 以降、自分が所有または管理する Web ツールの実行のスケジュールを設定できます。
- ジオプロセシング サービスまたは Web ツールを公開するときに、ユーザーがラスター出力から出力イメージ サービスを作成するためのオプションのパラメーターを追加できます。
- Web ツール向けにメタデータを指定する必要はなくなりましたが、メタデータを指定することを引き続きおすすめします。
- ArcGIS Enterprise 11.4 以降に解析を共有するときに、[範囲]、[エンベロープ]、[空間参照]、[座標系]、[文字列非表示]、[SQL 式] の 6 つのデータ タイプが新たにサポートされます。
リンク解析
- ツリー、バルーン、放射状レイアウトなど、いくつかのレイアウト タイプがフィーチャベースのリンク チャートに追加されました。
ModelBuilder
- [値の計算 (Calculate Value)] ツールでは、Python 式に加えて Arcade 式もサポートされます。
- 新しい [カスタム メッセージ (Custom Message)] ツールは、モデルを実行したときに表示されるカスタム エラー、警告、情報メッセージを追加します。
ラスター関数
ラスター関数の強化
- [距離累積 (Distance Accumulation)] と [距離アロケーション (Distance Allocation)] - [垂直方向ファクター] パラメーターに新しいオプション [ハイキング時間] および [双方向ハイキング時間] が追加されました。 負またはゼロのコスト ラスターの値は無効ですが、小さな正の値として扱われます。 以前は NoData として処理されていました。
- [距離累積]、[距離アロケーション]、[最適パス (ラスター)] - 距離解析で、円筒図法または出力地理座標系、および測地線法を使用する場合に、グローバル範囲の投影のエッジを適切に処理できるようになりました。
空間統計
- 新規および機能強化されたジオプロセシング ツールについては、「空間統計ツールボックス」をご参照ください。
3D Analyst エクステンション
- 対話型の [TIN エディター] にブレークラインの削除ツール が追加されました。
- [見通し (Line Of Sight)] ジオプロセシング ツールのフィーチャ出力から、見通し線断面図グラフを作成できます。
- 断面図グラフには、次のアイテムが含まれます。
- 断面図にしたライン沿いの対応する位置で、グラフ内のカーソルの位置を模倣するカーソル トラッキング。
- フィーチャをチェーニングし、複数の入力ラインを個々の断面図として処理します。 たとえば、接続された複数の道路、河川、トレイルを、グラフ内で 1 つの論理的な断面図に組み合わせることができます。
- 入力ポリラインの頂点からの M 値を、Y 軸値と Z 軸値として使用するオプション。
Lidar および LAS データセット
- 新しいワークフローのトピックでは、航空機 LIDAR から建物シェルを抽出する方法を説明します。
- 表示ピラミッドが欠落しているか、古い表示ピラミッドを含む LAS データセットがマップまたはシーンに追加されると、通知が表示されます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「3D Analyst ツールボックス」をご参照ください。
Business Analyst エクステンション
- オンライン データに接続している場合は、カラーコード レイヤー ワークフローを使用してグローバルな標準区画をマッピングし、サポートされているローカル データセットに接続している場合は、カラーコード レイヤー ワークフローを使用して六角形をマッピングします。 [結果] ウィンドウのデータの概要、視覚化、テーブルをご参照ください。
- ターゲット サイトを設定するには、適合性解析ワークフローを使用します。 ワークフロー ウィンドウには、強化されたサイト スコアリング方法と加重方法があります。 [結果] ウィンドウのデータの概要、視覚化、テーブルをご参照ください。
- サイトの属性と変数を使用したフィーチャの比較、ベンチマークの位置と方法の設定、標準区画の追加を行うには、ベンチマークの比較ワークフローを使用します。 [結果] ウィンドウのデータの概要、視覚化、テーブルをご参照ください。
- データ ブラウザーが更新され、変数の数を表示し、データセットの新着・注目変数を示すデータ カテゴリ カードおよびサブカテゴリ カードが追加されました。
テリトリー デザイン
- テリトリー デザインには、マップ上でのドラッグアンドドロップのテリトリー再割り当てと、[テリトリーの変更] ウィンドウ、[隣接フィーチャによるフィルター] コマンド、属性の制約違反警告などの強化したチャート機能が含まれます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Business Analyst ツールボックス」をご参照ください。
Geostatistical Analyst エクステンション
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Geostatistical Analyst ツールボックス」をご参照ください。
Image Analyst エクステンション
ディープ ラーニング
- フィーチャの抽出は [分類] グループの [ディープ ラーニング ツール] ドロップダウン メニューからアクセスできます。これにより、[AI モデルを使用したフィーチャの抽出] ツールが開きます。
モーション イメージ
- ビデオの再生中に、ダイナミック レンジ調整 (DRA) で画質を向上できます。
- ビデオ検索ツール は、ポイント フィーチャクラスで使用できます。
- GoPro GPS メタデータ ストリーム (GMF、MET など) がサポートされます。
- 追跡対象オブジェクト グループに 3 つのコマンド ([オブジェクトの移動]、[オブジェクトの解除]、[オブジェクトの削除]) が追加されました。
- ビデオに埋め込まれた空間参照メタデータを使用し、ビデオをジオリファレンスできます。
ステレオ マッピング
- ステレオ マップの画面移動のパフォーマンスが向上しました。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Image Analyst ツールボックス」をご参照ください。
Network Analyst エクステンション
- フィールド スクリプト エバリュエーターとエレメント スクリプト エバリュエーター ダイアログ ボックスは、エバリュエーターの式を記述するための機能が追加されました。
Spatial Analyst エクステンション
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Spatial Analyst ツールボックス」をご参照ください。
- 新規および機能強化されたラスター関数については、「ラスター関数」をご参照ください。
- Spatial Analyst モジュールの機能拡張については、「Python」セクションの「Spatial Analyst モジュール」をご参照ください。
ジオプロセシング ツール
3D Analyst ツールボックス
新しいツール
- [点群から電線を抽出 (Extract Power Lines From Point Cloud)] - LAS データセット、点群シーン レイヤー パッケージや I3S 点群レイヤーの分類された鉄道線路から、レールラインと中心線を抽出します。
機能強化されたツール
- [高さによる LAS の分類 (Classify LAS By Height)] - サブファイルの粒度で、エリアを分類するパフォーマンスと機能を向上します。
- [見通し (Line Of Sight)] - 新しい出力属性により、見通しの断面グラフを簡単に作成します。
- [LAS の地表分類 (Classify LAS Ground)] - 新しい [尾根の復元] 地表検出オプションは、標準的な地表検出方法では正常に分類されなかった尾根エリアの結果を改善します。
- [LAS クラス コードの変更 (Change LAS Class Codes)] - すべてのクラス コードを一度に変更できます。 たとえば、既存の分類をすべて取り消し、点群を最初から分類できます。
- [シェープの内挿 (Interpolate Shape)] - 河川、湖、貯水池のようなデータ空隙にまたがる LIDAR ベースのサーフェスで取得された結果を改善します。
- [スカイライン (Skyline)] - [鉛直方向のオフセット] パラメーターでは、観測点の位置に鉛直方向のオフセットを指定できます。
- [点群分類モデルのトレーニングを実行 (Train Point Cloud Classification Model)] - 新しい [損失関数] パラメーターでフォーカル損失を使用できます。 これにより、未調整のクラスが存在する場合の結果が向上します。
AllSource ツールボックス
新しいツール
- [ミリタリー ラスター → モザイク データセット (Military Raster To Mosaic Dataset)] - 親フォルダーの CADRG、CIB、DTED、HRE の各ラスターを個々のモザイク データセットにインポートするプロセスを簡素化します。 これは、接続されたドライブや外付けドライブに参照マップ データを作成する場合に便利です。
解析ツールボックス
機能強化されたツール
- [ポリゴンの按分 (Apportion Polygon)] - [按分フィールド] パラメーターには、フィールドの合計、平均、中央値を取得するための 3 つの統計方法が含まれます。
- [ペアワイズ ディゾルブ (Pairwise Dissolve)] - [統計フィールド] パラメーターは、フィールドで最も一般的な値を取得するための最頻値統計タイプをサポートします。
- [統計サマリー (Summary Statistics)]:
- [統計フィールド] パラメーターは、最も一般的な値を取得するための最頻値統計をサポートします。
- リモート データベースからの入力データの計算を迅速に行うため、DBMS 統計タイプがサポートされます。
Aviation ツールボックス
機能強化されたツール
- [Calculate ATS Route Attributes]:
- FAA 固有のルールを使用し、より多くのルート属性を計算します。 FAA True Track 方位属性と FAA Magnetic Track 方位属性は、ルート セグメントまたはルート コレクションのいずれかで計算できます。 FAA Altitude Change Status 属性はルート セグメントで計算できます。
- [Input DesignatedPoint Feature Layer]、[Input NavaidComponent Feature LayeI]、[Input Designated Point Navaid Association Table]、[Input Navaid Association Table]、[Input EnrouteInformation Table] の各パラメーターは、FAA 属性のいずれかを計算する場合にのみ必要です。
- [Report Aviation Chart Changes] - オプションの [Prepare Aviation Data configuration file (.json)] パラメーターにより、[Prepare Aviation Data] ツールの .json config ファイルからの評価条件をサポートします。
Bathymetry ツールボックス
機能強化されたツール
- [Analyze BIS] - [Repair Operation] パラメーターの追加のオプションが含まれます。 [Regenerate BISBDI] オプションが BISBDI を再構築し、[Update Overviews] オプションが概要と統計を計算して更新します。
- [Add Data To BIS] および [Add Point Data To BIS] - [Precise Domain] が [Footprint Type] パラメーターのオプションとして追加されました。
Business Analyst ツールボックス
新しいツール
- [Set Target Site] - 適合性解析の比較のベンチマークとなる場所を指定します。
カートグラフィ ツールボックス
新しいツール
- [カラー定理フィールドの計算 (Calculate Color Theorem Field)] - ポリゴンのシンボル表示に使用されるフィールドを設定します。そうすることで、少数の色を使用して、隣接する 2 つのポリゴンが同じ色にならないようにします。
変換ツールボックス
Excel ツールセット
機能強化されたツール:
- [テーブル → Excel (Excel To Table)] - [シートまたは指定範囲] パラメーターは、指定範囲を Excel ワークブック ファイル (.xlsx) からテーブルに変換します。
点群ツールセット
新しいツール:
- [メッシュ → LAS (Mesh To LAS)] - 3D メッシュを LAS 形式の点群に変換します。
機能強化されたツール:
- [LAS データセット → ラスター (LAS Dataset To Raster)] - 河川、湖、貯水池のようなデータ空隙にまたがる LIDAR ベースのサーフェスで取得された結果を改善します。
データ管理ツールボックス
属性ルール ツールセット
新しいツール:
- [ID 属性ルールの生成 (Generate ID Attribute Rule)] - クエリからフィールドに対して個別値を生成する属性ルールを作成します。
- [空間結合属性ルールの生成 (Generate Spatial Join Attribute Rule)] - 1 つ以上のフィーチャクラスからクエリ検索されたフィールド値に基づき、入力の属性ルールで .csv ファイルを生成します。
- [シンボルの回転属性ルールの生成 (Generate Symbol Rotation Attribute Rule)] - シンボル回転ロジックに固有の属性ルールを生成します。
条件値ツールセット
新しいツール:
- [条件値の生成 (Generate Contingent Values)] - テーブル内のデータ値か、フィールドに割り当てられたドメイン値を使用し、既存のデータセットから条件値を生成します。
データの読み込みツールセット
機能強化されたツール:
- [データの読み込みワークスペースの作成 (Create Data Loading Workspace)]:
- マッピング テーブルを使用し、指定したターゲット フィールドでのフィールドの一致をブロックできます。
- データ マッピング ワークブックの [Info] ワークシートには、ナビゲーションを向上するためのクイック リンク セクションがあります。
- データ マッピング ワークブックの条件付き書式は、ソース フィールド タイプとターゲット フィールド タイプが競合する可能性がある場合を示します。
- NULL が許容されないターゲット GUID フィールドが一致しない場合、システムは create_guid() 関数を自動的に挿入し、一意識別子を生成します。
- [プレビューへのデータの読み込み (Load Data To Preview)] - プレビュー データベースには、サブタイプとドメインが含まれます。
- [データの読み込みワークスペース スキーマの更新 (Update Data Loading Workspace Schema)] - ソース データセットとターゲット データセットの間でフィールドの一致が見られる場合の、更新処理中のフィールドの一致が追加されました。
フィーチャ ツールセット
機能強化されたツール:
- [ジオメトリ属性の計算 (Calculate Geometry Attributes)] - [元に戻す] の有効化切り替えボタンをサポートします。
- [ラインの接合 (Unsplit Line)] - [統計フィールド] パラメーターは、フィールドで最も一般的な値を取得するための最頻値統計タイプをサポートします。
フィールド ツールセット
新しいツール:
- [フィールドの変更 (複数) (Alter Fields (multiple))] - フィーチャクラスまたはテーブルの複数のフィールドのフィールド プロパティを変更します。
機能強化されたツール:
- [フィールド演算 (複数) (Calculate Fields (multiple))] - [フィールド] パラメーターは、新規または既存のフィールド名をサポートします。 新しいフィールド名が指定されると、[フィールド タイプ] 値を指定のタイプに設定できます。
一般ツールセット
新しいツール:
- [複数の削除 (Delete Multiple)] - 同じデータ タイプまたは異なるデータ タイプの複数のデータ アイテムを完全に削除します。
機能強化されたツール:
- [アペンド (Append)] - [ドメインを設定] パラメーターは、ターゲット データセット内のドメイン ルールが優先されるかどうかを指定します。 このパラメーターを使用する場合、許容されるドメイン値以外のフィールド値を含むレコードはアペンドされません。
- [マージ (Merge)] - [フィールドの一致タイプ] パラメーターは、入力データセットのフィールドを出力データセットに移行する方法を指定します。
ジェネラライズ ツールセット
機能強化されたツール:
- [ディゾルブ (Dissolve)] - [統計フィールド] パラメーターは、フィールドで最も一般的な値を取得するための最頻値統計タイプをサポートします。
レイヤーとテーブル ビュー ツールセット
新しいツール:
- [選択から定義クエリを生成 (Generate Definition Query From Selection)] - レイヤーまたはテーブルで選択されたフィーチャまたは行から、SQL 形式の定義クエリを作成します。 「ハイライト」セクションの「フィーチャ レイヤー選択からの定義クエリの作成」をご参照ください。
パッケージ ツールセット
新しいツール:
- [詳細レベルの生成 (Generate Level Of Detail)] - サードパーティの 3D メッシュ シーン レイヤー パッケージに対し、追加の詳細レベルを生成します。
機能強化されたツール:
- マップ コンテンツの統合 (Consolidate Map) および [マップのパッケージ化 (Package Map)] - [1 つのファイル ジオデータベースに統合] パラメーターは、さまざまなソースのデータを 1 つのファイル ジオデータベースに統合します。
- [ポイント シーン レイヤー コンテンツの作成 (Create Point Scene Layer Content)] - [シンボル参照のサポート] パラメーターは、Esri シンボルを使用する際のファイル サイズと処理時間を削減します。
投影変換と座標変換ツールセット
機能強化されたツール:
- [投影変換 (Project)] - [地理座標系変換] パラメーターには、地理座標系変換のパスと、ソース座標系とターゲット座標系を指定する変換の選択ボタン があります。
ラスター ツールセット
機能強化されたツール:
- [モザイク データセット アイテムのエクスポート (Export Mosaic Dataset Items)] - バンドを選択するための、[バンド方法]、[バンド名の選択]、[バンド ID の選択] の 3 つのパラメーターがあります。
- [モザイク データセット スキーマの変更 (Alter Mosaic Dataset Schema)] - AVIRIS 画像と Satellogic 画像をサポートします。
- [モザイク データセットにラスターを追加 (Add Rasters To Mosaic Dataset)] - [補助入力] パラメーターに、[PanelReflectanceFactor] と [RadiometricQuantityType] の 2 つのオプションが追加されました。
- [点群から内挿 (Interpolate From Point Cloud)] - 新しい [地表の分類オプション] パラメーターは、入力 LAS 点群データから地表ポイントを分類します。
サンプリング ツールセット
機能強化されたツール:
- [ラインに沿ってポイントを生成 (Generate Points Along Lines)]:
- [ポイントの配置] パラメーターを [距離フィールドによる指定] に設定すると、[距離フィールド] パラメーターで指定されたフィールド値に基づいてポイントを生成できます。
- [距離計算の方法] パラメーターを使用すると、[ポイントの配置] パラメーターが距離によって指定されている場合に、平面計測または測地線計測に基づいてポイントを作成できます。
トポロジ ツールセット
機能強化されたツール:
- [トポロジの検証 (Validate Topology)] - 特定のトポロジ範囲を検証できます。
ワークスペース ツールセット
新しいツール:
- [編集テンプレートの有効化 (Enable Editing Templates)] - ジオデータベースが編集中のテンプレートを格納できるようにします。
ジオコーディング ツールボックス
機能強化されたツール
- [ストリートをポイントに割り当て (Assign Streets To Points)]:
- [国または地域] パラメーターと [言語コード] パラメーターが追加されました。
- [ポイント フィールドのマッピング] パラメーターと [ストリート フィールドのマッピング] パラメーターには、[都市] および [州] の住所コンポーネント フィールドが含まれており、ストリートの割り当てが強化されました。
- [ロケーターの作成 (Create Locator)]:
- インド向けのロケーターを英語で作成できるようになりました。 [国または地域] パラメーターでインド (IND) がサポートされます。
- ノルウェー向けのロケーターをノルウェー語で作成できるようになりました。 [国または地域] パラメーターでノルウェーがサポートされ、[言語コード] パラメーターでノルウェー語 (NOR) がサポートされます。
- [バージョンの互換性] パラメーターが追加されました。 [現在のバージョン] オプションが指定されている場合、ロケーターは ArcGIS Pro のバージョン 3.4 以前や、ArcGIS Enterprise のバージョン 11.4 以前ではサポートされません。 ロケーターの下位互換バージョンは、[3.0 - 3.3] オプションを指定することで作成できます。
- [フィールド マッピング] パラメーターには、フィールドを [プライマリ テーブル] パラメーター値からロケーター ロール フィールドに自動的にマッピングする [スマート フィールド マッピング] ボタン があります。 この機能は、一部のロールと地域でのみ使用できます。 この機能を使用するには、ArcGIS Pro をインストールするときに [ロケーターの作成] AI モデルを有効にする必要があります。
Geostatistical Analyst ツールボックス
新しいツール
[方向トレンド (Directional Trend)] - 特定の方向へのデータ値のトレンドを示す散布図をフィーチャ レイヤーに作成します。
Image Analyst ツールボックス
新しいツール
- [コレジストレーションの適用 (Apply Coregistration)] - DEM (数値標高モデル) と軌道ステート ベクターのメタデータを使用し、セカンダリー SLC (single look complex) データを参照 SLC グリッドにリサンプルします。
- [コヒーレンスの計算 (Compute Coherence)] - 参照複素数レーダー データとセカンダリー入力複素数レーダー データ間の類似性を計算します。
- [コントロール ポイントの検出 (Detect Control Points)] - モザイク データセットの地上コントロール ポイントを検出します。
機能強化されたツール
- [ビデオ マルチプレクサー (Video Multiplexer)]:
- [メタデータ ファイル] パラメーターをサポートするために、[入力座標系] パラメーターが追加されました。
- [入力ビデオ ファイル] パラメーターは .gpx ファイル タイプと .json ファイル タイプをサポートします。
- [ビデオ メタデータ → フィーチャクラス (Video Metadata To Feature Class)] - [出力メタデータ ファイル] パラメーターは .json 出力をサポートします。
- [ディープ ラーニングを使用したオブジェクトの検出 (Detect Objects Using Deep Learning)]:
- [対象オブジェクト] パラメーターは、ツールによって検出されるオブジェクト名を指定します。
- 方向付き画像をサポートします。
- [ディープ ラーニングを使用したオブジェクトの分類 (Classify Objects Using Deep Learning)] - 結果は既存のフィーチャクラス (存在する場合) にアペンドされます。
- [ディープ ラーニングを使用したピクセルの分類 (Classify Pixels Using Deep Learning)] - 結果は既存のフィーチャクラス (存在する場合) にアペンドされます。
- [ディープ ラーニング モデルのトレーニング (Train Deep Learning Model)]
- [ClimaX] モデル タイプをサポートします。
- [バックボーン モデル] パラメーターは、[1.40625 度]、[5.625 度]、[SR3 U-ViT] の各モデルをサポートします。
Indoor Positioning ツールボックス
機能強化されたツール
- [Indoor Positioning データ サービスの共有 (Share Indoor Positioning Data Service)] - 既存の Indoor Positioning データ サービスを上書きするかどうかを指定する [既存の Indoor Positioning データ サービスを更新] パラメーターが追加されました。
Indoors ツールボックス
新しいツール
- [点群からのフロア プランの生成 (Generate Floor Plan From Point Cloud)] - ビルディング スキャンから収集された LAS 点群データから、ポリライン フロア プラン フィーチャを作成します。
- [屋内ネットワーク フィーチャの生成 (Generate Indoor Network Features)] - 1 つ以上の施設において、選択されたレベルの屋内経路およびフロア遷移を生成します。
- [フィーチャを Indoor データセットにインポート (Import Features To Indoor Dataset)] - ポリライン フィーチャを入力として受け入れ、それを使用して、Indoors ワークスペースにフロア プラン フィーチャを作成します (施設、レベル、ユニット、詳細など)。
機能強化されたツール
- [IFC を Indoor データセットにインポート (Import IFC To Indoor Dataset)]:
- [グランド フロアの標高を 0 に設定] チェックボックスを使用し、地表面の高度を決定する方法を指定します。
- このツールは、ソース IFC フィールドで部屋の階段がモデル化されていなくても、階段用のユニットを作成し、階段にまたがるレベル フィーチャを作成します。
- [BIM を Indoor データセットにインポート (Import BIM To Indoor Dataset)]:
- [グランド フロアの標高を 0 に設定] チェックボックスを使用し、地表面の高度を決定する方法を指定します。
- このツールは、ソース Revit フィールドで部屋の階段がモデル化されていなくても、階段用のユニットを作成し、階段にまたがるレベル フィーチャを作成します。
- [CAD を Indoor データセットにインポート (Import CAD to Indoor Dataset)]:
- このツールは、CAD マッピング、アノテーション、高度な設定向けの、すべての構成済みパラメーターを含む .json 構成ファイルを作成します。
- このツールは、CAD データのハンドル情報を屋内フィーチャにマッピングできます。
- [Indoors データベースのアップグレード (Upgrade Indoors Database)] - このツールは、Indoor Space Planner の組織のエリアをサポートするドメインとフィールドを作成します。
Location Referencing ツールボックス
新しいツール
- [LRS データ プロダクトの生成 (Generate LRS Data Product)] - LRS データを変換し、LRS ネットワークで選択されたルートの長さプロダクトを作成します。
機能強化されたツール
- [イベントのオーバーレイ (Overlay Events)]:
- 入力としてポイント イベント レイヤーがサポートされます。 出力にはポイント イベント レイヤーが含まれます。
- 中央線レイヤーが住所データの管理ソリューションの一部で、ツールへの入力として使用される場合、中央線レイヤーに格納されている住所ブロック範囲情報は出力で更新されます。 出力で中央線が分割される場合、分割が発生した中央線に沿った比例長に基づいて住所ブロック範囲情報が更新されます。
Maritime ツールボックス
機能強化されたツール
- [Copy S-57 Features] - [Input Features] パラメーターと [Target Workspace] パラメーターは、同じデータベースとバージョンを参照できます。
マルチディメンション ツールボックス
機能強化されたツール
- [NetCDF ファイルの説明 (Describe NetCDF File)]:
- 変数テーブル メッセージで Data Type フィールドが追加されました。 このフィールドで使用できる値は int、short、float です。
- オプションの [出力記述ファイル] パラメーターでは、.md ファイルに加えて、出力を .txtファイルまたは .cdl ファイルとして保存できます。 ファイル拡張子が指定されなければ、出力は .txt ファイルとして保存されます。
ネットワーク ダイアグラム ツールボックス
機能強化されたツール
- [ジャンクションの削減ルールを追加 (Add Reduce Junction Rule)] - 3 つ以上の接続を持つジャンクションを削減する場合、新しい [デジタイズ方向を使用] パラメーターは、上流または下流のターゲット ジャンクションを特定するために、デジタイズされたラインの方向かサブネットワーク コントローラーの場所のどちらを使用するかを指定します。
パーセル ツールボックス
新しいツール
- [隣接するパーセル ポイントの検索 (Find Adjacent Parcel Points)] - 互いに重なっている (一致する) か、指定した許容値よりも互いに近いパーセル ポイントを検索します。
- [ギャップとオーバーラップの検索 (Find Gaps And Overlaps)] - パーセル レイヤー内か、すべての入力パーセル間でギャップとオーバーラップを検索します。
機能強化されたツール
- [パーセルのコピー (Copy Parcels)] - このツールで、パーセル ポイントやパーセル ラインなどの個々のパーセル フィーチャをコピーできます。
公共交通機関ツールボックス
機能強化されたツール
- [GTFS → 公共交通機関データ モデル (GTFS To Public Transit Data Model)] - 公共交通機関ラインのカートグラフィックの形状を格納する LVEShapes フィーチャクラスを作成します。 このフィーチャクラスは、公共交通機関データ モデルに新しく追加されました。
- [交通機関サービスの頻度を計算 (Calculate Transit Service Frequency)] - オプションで 公共交通データ モデルの LVEShapes フィーチクラスを使用し、直線ではなくカートグラフィック ラインとして出力を視覚化できます。
- [GTFS Stops → フィーチャ (GTFS Stops To Features)] - GTFS ルート ID と、各ストップを使用する交通機関モードに関する情報を含む route_info フィールドを出力します。
ラスター解析 ツールボックス
機能強化されたツール
- [距離累積 (Distance Accumulation)]、[距離アロケーション (Distance Allocation)]、[最適パス (ライン) (Optimal Path As Line)]、および [最適パス (ラスター) (Optimal Path As Raster)] - 距離解析で、円筒図法または出力地理座標系、および測地線法を使用する場合に、グローバル範囲の投影のエッジを適切に処理できるようになりました。
- [距離累積 (Distance Accumulation)]、[距離アロケーション (Distance Allocation)]、[最適領域接続 (Optimal Region Connections)] - 負またはゼロのコスト ラスター値は無効ですが、小さな正の値として処理されるようになりました。 以前は NoData として処理されていました。
- [エリア内でのラスターの集約 (Summarize Raster Within)] - [統計タイプ] パラメーターに、[最頻値の数]、[最頻値の割合]、[最少頻値の数]、[最少頻値の割合] の各オプションが新たに追加されました。
- [ゾーン統計をテーブルに出力 (Zonal Statistics as Table)] - [統計タイプ] パラメーターに、[最頻値の数]、[最頻値の割合]、[最頻値、数、割合]、[最少頻値の数]、[最少頻値の割合]、[最少頻値、数、割合] の各オプションが新たに追加されました。
オンライン ツールボックス
機能強化されたツール
- [下流解析 (Trace Downstream)] - [出力ラインのトレース] パラメーター値で、出力ライン フィーチャクラスを生成するために内部的に使用される事前処理済みのデータの解像度を、追加のフィールドで記述します。 出力フィールドは PourPtID、Data Resolution、Length Kilometers です。
- [集水域ラスターの作成 (Watershed)] - [出力集水域] パラメーター値で、出力ポリゴン フィーチャクラスを生成するために内部的に使用される事前処理済みのデータの解像度を、追加のフィールドで記述します。 出力フィールドは PourPtID、Data Resolution、Area Square Kilometers です。
リアリティ マッピング ツールボックス
新しいツール
- [コントロール ポイントの検出 (Detect Control Points)] - モザイク データセットの地上コントロール ポイントを検出します。
サーバー ツールボックス
機能強化されたツール
- [マップ サービス キャッシュの作成 (Create Map Server Cache)] - [すぐに利用できる形式] パラメーターは、タイル パッケージのオープン仕様を使用してキャッシュ コンテンツを生成します。
- [マップ サービス キャッシュ タイル スキーマの生成 (Generate Map Server Cache Tiling Scheme)] - [すぐに利用できる形式] パラメーターは、タイル パッケージのオープン仕様を使用してキャッシュ コンテンツ スキーマを生成します。
Spatial Analyst ツールボックス
新しいツール
- [特長維持によるスムージング (Feature Preserving Smoothing)] - 特長を維持しながら、ノイズを除去してサーフェス ラスターをスムージングします。
- [マルチスケール サーフェス差分 (Multiscale Surface Difference)] - さまざまな空間縮尺で、平均標高との最大差を計算します。
- [マルチスケール サーフェス パーセンタイル (Multiscale Surface Percentile)] - さまざまな空間縮尺で、最も極端なパーセンタイルを計算します。
- [ゾーン特性 (Zonal Characterization)] - 他のデータセットのゾーン内の複数のラスター値を集約し、その結果をテーブルとして出力します。
機能強化されたツール
- [流域ラスターの作成 (Basin)]、[流長ラスターの作成 (Flow Length)]、[流出点のスナップ (Snap Pour Point)]、[河川次数ラスターの作成 (Stream Order)] - これらの水文解析ツールのパフォーマンスが向上しました。
- [距離累積 (Distance Accumulation)]、[距離アロケーション (Distance Allocation)]、[最適パス (ライン) (Optimal Path As Line)]、および [最適パス (ラスター) (Optimal Path As Raster)] - 距離解析で、円筒図法または出力地理座標系、および測地線法を使用する場合に、グローバル範囲の投影のエッジを適切に処理できるようになりました。
- [距離累積 (Distance Accumulation)]、[距離アロケーション (Distance Allocation)]、[最適領域接続 (Optimal Region Connections)] - 負またはゼロのコスト ラスター値は無効ですが、小さな正の値として処理されるようになりました。 以前は NoData として処理されていました。
- [シェープの内挿 (Interpolate Shape)] - 河川、湖、貯水池のようなデータ空隙にまたがる LIDAR ベースのサーフェスで取得された結果を改善します。
- [時空間カーネル密度 (Space Time Kernel Density)] - 出力で NetCDF をサポートします。 出力形式が .nc ファイル形式に設定されている場合は、[出力ボクセル レイヤー] パラメーターを使用して出力ボクセル レイヤーを作成します。
ジオプロセシング ツールを使用した日射量の解析について、3 つの新しいヘルプ トピック、「日射量の解析」、「フィーチャの日射量の仕組み」、「ラスターの日射量の仕組み」で詳細情報を提供します。
空間統計ツールボックス
- 新しい感度の評価ツールセットが空間統計ツールボックスに追加されました。 属性値の不確実性など、不確実性が存在する場合に解析結果がどのように変化するかを評価するツールが含まれます。
- 新しい空間コンポーネント ユーティリティ(Moran の固有ベクトル) ツールセットが空間統計ツールボックスに追加されました。 空間コンポーネントを作成し、使用するためのツール (Moran の固有ベクトルと呼ばれる) が含まれます。 これらのツールの多くは、ツールボックスの他の解析ツールの前に実行されます。
新しいツール
[属性の不確実性に対する感度を評価 (Assess Sensitivity to Attribute Uncertainty)] - 空間統計の解析結果から複数のデータセットをシミュレートし、シミュレートされたデータセットで解析を繰り返します。 その後、このツールはシミュレートされたデータセットの解析結果と元の解析結果を比較し、元の結果の安定性を測定します。
- [2 変数空間的関連性 (Bivariate Spatial Association) (Lee's L)] - Lee's L 統計を使用し、2 つの連続する変数間の空間的関連性を計算します。 この統計は、変数間の相関の度合いと、余パターン (空間クラスタリングの類似性) の度合いの両方を特徴付けます。
- [近隣のコンセプトを比較 (Compare Neighborhood Conceptualizations)] - 1 つ以上の数値フィールドのトレンドやクラスターなどの空間パターンを最もよく表している空間加重マトリックス (SWM) を、SWM 候補から選択します。
- [空間コンポーネントの説明変数を作成 (Create Spatial Component Explanatory Variables)] - 1 つ以上の数値フィールドの空間パターンを最もよく表し、予測モデルや回帰モデルで有用な説明変数としての役割を担う、空間コンポーネント フィールドを作成します。
[空間構造の分解 (Decompose Spatial Structure (Moran Eigenvectors))] - フィーチャクラスや近傍を、一連の空間コンポーネントに分解します。 コンポーネントは、クラスターやトレンドなど、フィーチャ間の潜在的な空間パターンを表します。
- [方向トレンド (Directional Trend)] - 特定の方向へのデータ値のトレンドを示す散布図をフィーチャ レイヤーに作成します。
- [フィールドから空間的自己相関分析をフィルター (Filter Spatial Autocorrelation From Field)] - 入力フィーチャの空間フィルター バージョンを作成します。 フィルターされた変数には統計的に有意な空間クラスターはありませんが、フィールドの中心的な統計プロパティを維持します。
Topographic Production ツールボックス
新しいツール
- [Generate Isogonic Lines] - World Magnetic Model に基づき、偏角に対して [Calculate Magnetic Components] ツールを使用して等磁線を生成します。
機能強化されたツール
- Calculate Metrics] - [Only populate NULL values] パラメーターは、Null 値に上書きされるデータを制限します。
- [Generate Adjoining Sheets Features] - [Scale] パラメーター値を [None] に設定すると、隣接シートの選択をカスタマイズできる [Buffer] パラメーターを表示します。
ArcGIS Reality for ArcGIS Pro
- Reality for ArcGIS Pro は、DTM プロダクトの生成をサポートします。
データ管理とワークフロー
BIM
- Revit と IFC インフラストラクチャのカテゴリ (道路、鉄筋、機械制御など) が追加されました。
- IFC コンテンツからの 2.5D フロア プランの作成で ArcGIS Indoors ワークフローがサポートされます。
- Revit 2025 形式の RVT ファイルがサポートされます。
CAD
- Web マップと Web フィーチャ レイヤーを共有する場合、マップとシーンの CAD データは有効なフィーチャ データ ソースになります。
Data Reviewer
- データ チェックの実行ツールを使用すると、データをすばやく確認できます。 このツールは、次に示すチェックで使用できます。
- 欠落フィーチャにフラグ付け ツールは、ポイント、ライン、ポリゴンの欠落フィーチャにフラグを付けることができます。
- フィーチャの参照ツールは、ポイント、ライン、ポリゴンのエラー ジオメトリのスケッチをサポートしています。
- 目視レビューはジオデータベース レベルで有効化され、カスタム説明の作成をサポートしています。
- ドメイン チェックは、無効な属性値を持つフィールドのみを特定します。
- 無効なイベント メジャー チェック、イベント ギャップの検索チェック、イベント オーバーラップの検索チェック、および孤立イベントの検索チェックは、ファイル ジオデータベースおよびモバイル ジオデータベースのワークフローでサポートされています。
- テーブル間属性チェックは、[比較するフィーチャ] チェック パラメーターを使用し、フィーチャと行をフィルターします。
Excel
- 必要に応じて、Microsoft 365 Access Runtime をインストールして、ArcGIS Pro から Excel ファイルを操作できるようになりました。
ジオコーディング
- [互換性リリース] プロパティが [ロケーター プロパティ] ダイアログ ボックスの [ロケーターについて] ページに追加されました。 このプロパティは、ロケーターと互換性がある ArcGIS Pro の最も古いリリースを指定します。 リストされる値は、[ロケーターの作成 (Create Locator)] ツールを使用してロケーターを構築するときに指定される [バージョンの互換性] パラメーター オプションによって決定します。
ジオプロセシング ツールおよび Python
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、ジオコーディング ツールボックスをご参照ください。
- ジオコーディング モジュールの機能強化については、Python セクションの「ジオコーディング モジュール」をご参照ください。
ジオデータベースおよびデータベース
- ArcGIS Pro と ArcGIS Enterprise の新機能は、以前のリリースと互換性がない可能性があります。 [ソース] タブの [データ ソース] セクションで、プロパティ ページからデータセットにアクセスするために必要な最小クライアント バージョンを確認できます。
- 条件値の作成を容易にするため、[条件値] リボン タブの [一般] コマンド は、入力フィールド グループの条件値において可能なすべての組み合わせをビューに設定します。
属性ルール
- 属性ルールを作成するときに、編集時に即時計算と制限ルールをトリガーするフィールドを指定できます。 このルールは、フィールドが編集されない限り実行されません。
- 3 つの一般的な属性ルール ([ID の生成]、[空間結合の生成]、[シンボル回転の生成]) を属性ルール テンプレートで作成できます。 テンプレートは、設定が必要なパラメーターを含むダイアログ ボックスを提供し、属性ルールに対して適切な Arcade 式を生成します。
クラウド データ ウェアハウス
- Snowflake のジオメトリ データ タイプに格納されたフィーチャを表示し、公開できます。
バージョニング
- [バージョニング] タブは、マップ内のレイヤーがバージョン対応データセットを参照するときに、リボン上に表示されます。 ドロップダウン リストからアクティブなデータ ソースを選択できます。
屋内測位
- パス スナップ、位置スムージング、GNSS へのフォールバック、Apple 屋内測位サポート (使用可能な場合) を管理するための構成オプションが IPS 対応マップに追加されました。 これらのオプションは ArcGIS Maps SDKs for Native Apps でもサポートされています。
- オフラインで使用するため、IPS 対応マップと測位データをモバイル マップ パッケージ (.mmpk) に含めることができます。 この機能は ArcGIS Maps SDKs for Native Apps でもサポートされています。
- データセットやサービスを新規作成したり、サービスにリンクされた Web マップを更新したりして IPS 対応を再構成することなく、既存の屋内測位データセットまたはデータ サービスを更新することができます。
- Indoor Positioning データセットはビジュアライゼーション強化のため 3D シーンでサポートされています。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Indoor Positioning ツールボックス」をご参照ください。
Indoors
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Indoors ツールボックス」をご参照ください。
リニア リファレンス
- ルートの検索ウィンドウは、[ルート ロケーションにズーム] コマンドと [ルート ロケーションをフラッシュ] コマンドをサポートしています。
オフライン マッピング
- 事前に準備するマップ エリアをオフラインで利用し、ArcGIS Pro で編集できるようになりました。 これらのマップ エリアは、モバイル作業者に最適で、作業者が多数の場合にも適応します。
サービス
- OGC API レイヤーの追加ダイアログ ボックスは、マップに OGC API フィーチャ レイヤーを追加したときに表示されます。 このダイアログ ボックスを使用して、フィーチャを対象エリアに限定、または OGC フィーチャ レイヤーをマップに追加したときに表示されるフィーチャの最大数を設定したりできます。
Workflow Manager
- ArcGIS Pro SDK 3.4 for .NET のワークフロー クライアント名前空間を使用し、OpenProProjectItems ステップでカスタム アドインを実行したときに jobId 値を取得できます。
編集
一般
- トポロジ エッジ、ノード、頂点を編集する場合、ツールの [エッジ] タブに表示される選択ツリー ビューで、レイヤーまたはエッジの編集を一時的に無効にできます。
- マップおよびジオデータベース トポロジとともに表示されるトポロジ オーバーレイの表示スタイル、色、縮尺をカスタマイズできます。 トポロジ編集の機能強化について詳しくは、ArcGIS ブログをご参照ください。
- [延長/切詰め] ツール は、選択したマルチパート フィーチャのすべての部分を切詰めます。
- SelectWorkspace アプリケーション設定で、1 つのワークスペースの編集のオン/オフを切り替えることができます。 この設定は、アプリケーション設定を管理するソフトウェア管理者が使用できます。
- フィーチャを選択したときにソース レイヤーをデフォルトでハイライト表示するよう[属性] ウィンドウを設定できます。
- ジオメトリ プロパティが強化され、選択した頂点をハイライト表示し、選択した頂点を操作するための新しいコマンドをステータス バーに表示します。
- 頂点を編集する場合、頂点を選択するとジオメトリ プロパティ ビューで頂点にスクロールし、ハイライト表示します。 選択した頂点の数はステータス バーで報告されます。
- [アノテーション] ツール を使用して複数のアノテーション フィーチャを選択し、移動、回転、サイズ変更できます。 アノテーション フィーチャに引出し線がある場合、アンカー ポイントは固定されたままです。
- [エラー インスペクター] ウィンドウのツールバーに [選択セットに移動] コマンド (Ctrl + Shift + N) が追加されました。 キーボード ショートカット Ctrl + N は、現在の行のショートカット メニューで利用可能な [画面移動] コマンド に割り当てられています。
- [トラバース] ツール は、内角で入力されたコースと方向をサポートします。
- トラバースのオーバーライドは、トラバースをアクティブに入力している間は持続します。
パーセル ファブリック
- パーセル ファブリックは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベースから ArcGIS Online に共有できます。 属性ルール、ジオデータベース トポロジなどの一部の機能は使用できません。
- パーセル レコードを検索するには、[レコードの管理] ウィンドウでカスタム クエリを作成します。 レコード クエリは、ウィンドウ内で上下に移動または並べ替えることができます。
- ポイントを移動するときにパーセル エッジ トポロジを設定すると、パーセル ラインと曲線の共線性と接点を維持できます。 トポロジ検証によって追加された頂点は、ポイントを移動してもラインや曲線には影響しません。
- パーセル ファブリックを新しいマップに追加するときに、編集または公開するパーセル ファブリック レイヤーを追加できます。 公開目的でパーセル ファブリック レイヤーを追加すると、マップにレイヤーが追加され、公開で必要なフィールドが表示されます。
画像およびリモート センシング
一般
- 対話型のヒストグラムには、RGB バンド セレクター、拡大縮小ボタン、ローミングがあります。
- ラスター シンボルでは、SAR データのレンダリングにおいて 2 つの新しいストレッチ タイプ (平方根と対数) をサポートします。
画像およびラスター チャート
- スペクトル プロファイル チャートは、ハイパースペクトル データをサポートします。 「ハイライト」セクションの「ハイパースペクトル画像の操作」をご参照ください。
方向付き画像
- 方向付き画像ビューアーで、正距円筒 360 度画像を JPG 形式で視覚化できます。
- 方向付き画像ビューアーの新しい [ポップアップ] ボタン は、選択した画像のポップアップを表示します。
- 方向付き画像検索では、フロア レベルのフィルターを使用し、フロア対応マップでフロア対応データを探索できます。
- 方向付き画像データセットは、ローカル ディスクに格納された画像を MRF 形式で視覚化できます。
- 固有のカメラ パラメーターを定義する新しいフィールドが、方向付き画像の属性テーブル スキーマに追加されました。
ラスター データ タイプおよびセンサー
- 新たにサポートされるセンサー形式とラスター データ形式には、RADARSAT Constellation Mission (RCM) SLC、Satellogic、AVIRIS、Vexcel Osprey などがあります。
ジオプロセシング ツールおよびラスター関数
- 新しいラスター ジオプロセシング ツールと強化されたラスター ジオプロセシング ツールについては、データ管理ツールボックスのラスター ツールセットをご参照ください。
- 新しいリアリティ マッピング ジオプロセシング ツールと強化されたリアリティ マッピング ジオプロセシングツールについては、「リアリティ マッピング ツールボックス」をご参照ください。
- 新規および機能強化されたラスター関数については、「ラスター関数」をご参照ください。
マッピングとビジュアライゼーション
一般
- 他のレイヤーおよびテーブル間でレイヤー プロパティのサブセットをコピーし、貼り付けることができます。
- XY イベント レイヤーとルート イベント レイヤーのデータ ソースを別のテーブルに更新できます。
- WMTS レイヤーは WebP タイル形式をサポートします。
- マップ イメージ サブレイヤーにフィーチャの選択セットを表示し、定義クエリを使用してフィーチャをフィルターできます。
- A 型色覚向けに色覚シミュレーションを使用できます。
- アプリケーション設定を管理するシステム管理者は、ローカル キャッシュ フォルダー パスを構成するときに、パス内の環境変数を指定できます。
- デフォルトのレンダリング エンジンは DirectX12 になりました。
3D シーンおよびシーン レイヤー
- ポイント、ビルディング、3D オブジェクト シーン レイヤー、ボクセル レイヤーのシンボル クラスの表示設定は、[コンテンツ] ウィンドウで制御できます。 ハイライト セクションの「個別値シンボルのシンボル クラスの表示設定の制御」をご参照ください。
- 特定のボクセル キューブのすべての変数を表示するには、ボクセル レイヤー ポップアップを構成できます。
- ボクセル レイヤーのディメンション情報と変数情報は、レイヤー プロパティの [ソース] ページで使用できます。
- ポイント、3D オブジェクト、ビルディング シーン レイヤーで範囲を有効化できます。
アニメーション
- アプリケーション設定を管理するシステム管理者は、[ムービーのエクスポート] ウィンドウでプリセット構成を定義できます。
アノテーションとラベリング
- [自動テキスト] ツール を使用し、オーバーラップ フィーチャとラベル クラスのテキストを移動できます。
- テキスト シンボルの [グリフ方向] プロパティに [混合] モードが追加されました。
- ラベリング、アノテーション、グラフィックス テキストで、箇条書きリストの書式タグ<LST><ITM></ITM></LST> がサポートされます。
- フォント フォールバックが診断モニターで報告されます。
- arcpy.da の検索、更新、挿入カーソルにアノテーション フィーチャのサポートが追加されました。
Arcade
- Arcade 1.28 がサポートされます。 新しいフィーチャの概要については、バージョン 1.28 以降の「Arcade リリース ノート」をご参照ください。
座標系と座標変換
- 適切な測地基準系変換を決定する際、ベースマップの範囲を無視できます。
- 使用可能な座標系と変換が EPSG v11.015 を介して更新されました。
- オーストラリア、カナダ、チェコ、ドイツの場合、ジオイド、準ジオイド、またはその他の変換グリッドに基づく新しい鉛直座標変換を、重力関連の鉛直座標系に変換するか、重力関連の鉛直座標系間で変換できます。
- EGM96 と EGM2008 の高さの新しい鉛直座標変換では、NGA で使われている双三次自然スプライン内挿を使用します。
- NADCON、HARN、GEOCON グリッドを使用する NAD 1927 と NAD 1983 (さまざまな再調整) は非推奨になりましたが、ソフトウェアでは引き続き使用できます。 これらのグリッドを使用した座標変換は、変換パスの一番下に表示されます。 代わりに、ArcGIS Coordinate Systems Data ソフトウェア コンポーネントで利用可能な最近の NADCON5 座標変換を使用する必要があります。
レイアウト
- ブックマーク マップ シリーズのマップ範囲オプションでは、マップ フレームでブックマークの縮尺または範囲を維持できます。
- マップ フレーム内で更新されたマップは、両方のマップの座標系が同じであれば、その位置を保持します。 そうでなければ、レイヤーの範囲が表示されます。
- レイアウトで箇条書きテキストを使用できます。
- [設定されている場合のみ表示] オプションを使用すると、凡例、テーブル フレーム、チャート、ピクチャ内にデータが含まれている場合にのみ、レイアウトやマップ シリーズのページにそれらを描画できます。
- 新しい日付と時刻の書式タグで、Unicode 標準形式を使用できます。
- レイアウトにダイナミック ピクチャや URL からピクチャを直接挿入できます。
- 新しい [固定のバー幅] 縮尺記号調整ルールは、ページ単位で縮尺記号の幅を設定します。 縮尺記号のサイズは変わりませんが、マップの縮尺の変化に伴って値は更新されます。
ポップアップ
- [アタッチメント] ポップアップ エレメントは、PDF、GIF、TXT ファイルなどの形式をサポートします。 画像とサムネイル、画像のみ、またはアタッチメントのリンクされたリストを表示できます。
- リンクされたリストは、以前はポップアップの下部に表示されていましたが、構成の [アタッチメント] エレメントを使用することで、ポップアップ内に含まれるようになりました。
- 画像はエレメントに表示されますが、画像ではないアタッチメントにはデフォルトのファイル ハンドラーのサムネイルが表示されます。
- 画像エレメントは、アタッチメントから取得されなくなりました。 [アタッチメント] エレメントの [画像のみを表示] オプションで、添付された画像を表示します。 必要に応じて、[最新の画像のみを表示] オプションを有効にして、エレメントを 1 つの画像に制限します。
- 並べ替え順を変更すると、アタッチメントの表示順を変更できます。
- [チャート] エレメントの最大軸を制御すると、フィーチャの値をレイヤーの全体的な最大値と比較できます。
- [チャート] エレメントで使用されるカラー ランプを変更できます。
- 洪水シミュレーションと属性ラスター レイヤーのポップアップを構成する際、Arcade 式を使用できます。
プレゼンテーション
- テキストの書式設定はスペル チェック、ハイパーリンク、箇条書きテキストをサポートします。
- プレゼンテーション定義をプレゼンテーション ファイル (.prsx) に保存し、プロジェクト間で共有できます。
- カスタム ページ単位とカスタム ページ サイズの設定がサポートされます。
- ルーラー、ガイド、スナップを使用し、ページのデザインを改良できます。
- [ページ プロパティ] ウィンドウの自動的に適用切り替えボタンを使用すると、更新を繰り返し表示できます。
- プレゼンテーション ビューでページの遷移をプレビューできます。
- 新しい選択肢で [スワイプ] の遷移方向を構成できます。
マップおよびレイアウトの印刷とエクスポート
- マップとレイアウトをエクスポート後、ファイルを開くまたは、フォルダーの場所を表示できます。
- プロジェクトのホーム フォルダーは、デフォルトのエクスポート出力場所です。 1 つのエクスポートに対して出力フォルダーを変更すると、そのフォルダーがプロジェクト セッションの間のデフォルトのエクスポート フォルダーになります。
レポート
- 新しいレポートと既存のレポートに対し、カスタム余白がサポートされます。
- レポートの [詳細] サブセクションを 2 ページにわたって分割せずに保持することができます。
- [レポート フッター] サブセクションを、前のサブセクションの直後ではなく、ページ下部に強制的に揃えることができます。
- テキスト エレメントで箇条書きリストの書式タグ <LST><ITM></ITM></LST> がサポートされます。
- PDF として共有されるレポートの有効な URL はクリック可能なリンクです。
シミュレーション
- 水域エレメントを追加し、シミュレーションにさらに水を加えることができます。
- ハードウェアや解析のニーズに応じ、新しいシミュレーションのデフォルト解像度を設定できます。
- [シミュレーションの構成] ウィンドウの新しい [ディメンション] 見出しには、対象エリアの長さ、幅、回転、セル サイズ、解像度がリストされます。
- 地表面の標高をサンプリングする際、4 つのテレインの詳細レベルから選択できます。
- シミュレーションを多次元 CRF ラスター データセットのコレクションとしてエクスポートできます。
- 洪水シミュレーション レイヤーのポップアップを構成する際、Arcade 式を使用できます。
スタイル
シンボル
- 個別値シンボルでは、各シンボル クラスの表示設定をそれぞれ制御できます。 ハイライト セクションの「個別値シンボルのシンボル クラスの表示設定の制御」をご参照ください。
- 等級シンボルまたは等級色シンボルでは、上限値が変更されたときにシンボル クラス ラベルの自動更新をオンまたはオフにできます。
- グラフィックス エレメントからカスタム凡例パッチを作成し、再利用できるようスタイルに保存できます。 インポートされた ArcMap マップ ドキュメント (.mxd) のカスタム凡例パッチは維持されます。
- MIL-STD-2525D Change 1、MIL-STD2525E、APP-6(E) 仕様が Join Military Symbology 辞書と NATO Join Military Symbology 辞書に追加されました。
テーブル
- テーブルをフィルターするオプションを [テーブル] アプリケーション オプションで、時間、レンジ、および範囲別に設定できます。 フィルターは、テーブルをマップやシーンに追加した後、最初にテーブルを開く際に適用され、対話的に変更しない限りは保持されます。
- 選択セット内にハイライトを含むテーブルは、ハイライトされたレコードの数と、選択されたレコードの数を表示します。
- テーブルのビュー タブにカーソルを合わせると、テーブルを含むマップの名前を確認できます。
時間
- [マップおよびシーン] アプリケーション オプションの時系列参照に、タイム ゾーンが表示される際のデフォルト形式を設定できます。 次の設定を利用できます。
- [IANA] - IANA (Internet Assigned Numbers Authority) の拡張名 (標準時間およびサマータイムのオフセットを含む)。
- [IANA (省略形)] - IANA (Internet Assigned Numbers Authority) の場所名(標準オフセットのみを含む)。
- [Microsoft Windows] - Microsoft Windows オペレーティング システム名。 これがデフォルトです。
ベクター タイル
- symbol-sort-key プロパティ、fill-sort-key プロパティ、line-sort-key プロパティ、circle-sort-key スタイル仕様プロパティは、ベクター タイルのレンダリングでサポートされます。
シーンの視覚的効果
- [光源位置を考慮して陰影表示] イルミネーション オプションをオンにすると、標高サーフェスのテレインの照明と陰影が向上します。
- 色を指定することで、[霧] 天気効果 に色を付けることができます。
Production
Bathymetry
- S-102 バージョン 2.2.0 がサポートされています。
- ArcGIS\Pro\Resources\Bathymetry フォルダー内で提供される BisCatalog スキーマ ファイルで、BAG 標準と S-102 標準をサポートする 3 つのスキーマ テンプレートを新たに使用できます。
- BisCatalog に格納されたデータセット向けに、正確なドメイン フットプリントを作成できます。
Bathymetry ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Bathymetry ツールボックス」をご参照ください。
クリアリング グリッド
- クリアリング グリッドで、数値ラベルを作成するときにカスタム形式を使用できるようになりました。
Defense Mapping
- 方位記号を含む新しい地形図方位記号を、整飾エレメントとして使用できます。 このエレメントは主に EVC (Evasion Chart) マップ プロダクトで使用されます。
- [Guide To Numbered Features] エレメントの番号付きフィーチャ向けにブックマークを作成できます。
- Topographic Production 機能を有効にし、Web レイヤー用のオフライン サービス定義を保存できます。
Product files
My Esri から Defense Mapping エクステンションとともにダウンロード可能なプロダクト データ ファイルに対して次の機能強化が行われました。
- さまざまなマップ プロダクト仕様に対応できるよう、新しいスタイル ファイルが含まれます。
- 複数のマップ プロダクトの対象エリアのインデックスが含まれる MapIndex.gdb ファイルが更新され、新しい仕様に対応するようになりました。
- 業界標準に対応するために、次のマップ プロダクトが更新されました。
- Multinational Geospatial Co-production Program (MGCP) Topographic Map (MTM)
- Topographic Map (TM)
- Joint Operations Graphic (JOG)
- Multinational Geospatial Co-production Program (MGCP) Topographic Map (MTM) マップが 1:25,000 縮尺でサポートされるようになりました。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Topographic Production ツールボックス」セクションをご参照ください。
Maritime
- [S-57 Product Manager] ツールで S-57 プロダクトを管理、公開、エクスポートできます。
- 縮尺バンド ツールでは、フィルターに追加の縮尺バンドをアペンドできます。 補正は優先することも、無視することもできます。
- [Edit Light Sector] ツールで明るいセクターを編集できます。
- S-58 Edition 8.0.0 がサポートされます。
- S-101 Edition 1.2.3 がサポートされます。
- IENC 2.5.1 がサポートされます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Maritime ツールボックス」をご参照ください。
Pipeline Referencing
- ダイナミック セグメンテーション ツール で、ポイント イベント レイヤーがサポートされます。 テーブルの結果はポイント レコードとライン レコードに分けられるので、出力においてポイント イベントとライン イベントの両方を編集できます。
- イベント レイヤーの属性テーブルを編集する際、[LRS の高度なオプション] ポップアップを使用できます。 これらのオプションにより、イベントを一致イベントとマージし、指定日に廃止できます。 これらのオプションは ArcGIS Pro の Location Referencing オプションで構成できます。
- プロセス編集ツール を使用し、4 つの共通のルート編集後ツールを実行できます。 このツールは、LRS ルート編集による影響を受けたイベントおよび交点のみを更新します。編集セッションの内外で実行でき、ArcGIS Pro のツールを使用して元に戻す操作とやり直し操作をサポートします。
- LRS データ プロダクトを作成し、所定の特性 (マテリアル タイプ別のパイプの長さ、パイプライン名とステータス コード別の漏水レポートの長さなど) に応じてルートの長さを集計できます。 このワークフローでは、再利用可能なテンプレートを作成し、これがジオプロセシング ツールの入力になります。 ArcGIS Pro やその他の商用レポート アプリケーションのレポート ツールで使用できる .csv ファイルが出力されます。
- ポイント イベントの追加 ツールとライン イベントの追加 ツールには、主要ルートにイベントを追加するオプションがあります。 このオプションを有効にすると、ルートの並行性が存在する場合に、ルートの優位性ルールを使用して主要ルートにイベントを追加できます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、Location Referencing ツールボックスをご参照ください。
Production Mapping
- 方位記号を含む新しいTopographic 方位記号を、整飾エレメントとして使用できます。
- Topographic Production 機能を有効にし、オフライン サービス定義を保存できます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「Topographic Production ツールボックス」をご参照ください。
Roads and Highways
- ダイナミック セグメンテーション ツール で、ポイント イベント レイヤーがサポートされます。 テーブルの結果はポイント レコードとライン レコードに分けられるので、出力においてポイント イベントとライン イベントの両方を編集できます。
- ポイント イベントの追加 ツールとライン イベントの追加 ツールには、主要ルートにイベントを追加するオプションがあります。 このオプションを有効にすると、ルートの並行性が存在する場合に、ルートの優位性ルールを使用して主要ルートにイベントを追加できます。
- イベント レイヤーの属性テーブルを編集する際、[LRS の高度なオプション] ポップアップを使用できます。 これらのオプションにより、イベントを一致イベントとマージし、指定日に廃止できます。 これらのオプションは ArcGIS Pro の Location Referencing オプションで構成できます。
- プロセス編集ツール を使用し、4 つの共通のルート編集後ツールを実行できます。 このツールは、LRS ルート編集による影響を受けたイベントおよび交点のみを更新します。編集セッションの内外で実行でき、ArcGIS Pro のツールを使用して元に戻す操作とやり直し操作をサポートします。
- LRS データ プロダクトを作成し、所定の特性 (サーフェス タイプ別の道路の距離、市街地別の Vehicle Miles Traveled (VMT) など) に応じてルートの長さを集計できます。 このワークフローでは、再利用可能なテンプレートを作成し、これがジオプロセシング ツールの入力になります。 ArcGIS Pro やその他の商用レポート アプリケーションのレポート ツールで使用できる .csv ファイルが出力されます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、Location Referencing ツールボックスをご参照ください。
プロジェクト
- 開いたプロジェクトで、ArcGIS Pro タイトル バーのプロジェクト名をクリックし、プロジェクトの詳細を表示します。
- マップとデータベース アイテムのカタログ ビューで、新しい検索フィルターを使用できます。
- 参照ダイアログ ボックスで [新しいアイテム] ドロップダウン リストを使用し、ツールボックスとデータベース コネクションを作成できます。
- ステータスを強調するため、読み取り専用のプロジェクトでは、リボンの下に黄色のメッセージ バーが表示されます。
- [オプション] ダイアログ ボックスの [セキュリティ] タブの [キャッシュを今すぐ削除] オプションを使用すると、PKI (公開キー インフラストラクチャ) 認証を使用するスタンドアロン サーバーのクライアント証明書キャッシュを削除できます。
作業の共有
- [既存のフォームを維持] オプションは、Web マップを保存する際にフォームを維持できるよう追加されました。
- arcpy.sharing モジュールの SceneLayerSharingDraft クラスを使用し、関連付けられた Web フィーチャ レイヤーとの Web シーン レイヤーの共有を自動化できます。
- 3D Tiles レイヤーの共有は ArcGIS Enterprise 11.4 以降で、次のようにサポートされます。
- すべてのデータを ArcGIS Data Store オブジェクト ストアで構成されたポータルにコピーする 3D Tiles レイヤーを共有できます。
- フォルダーまたはクラウド ストア内のキャッシュ データセットを参照する 3D Tiles レイヤーを公開できます。
- [コンテンツ] ウィンドウで選択されたレイヤーを右クリックすると、シーンの [3D レイヤー] カテゴリにカタログ、ライン、ポリゴン レイヤーを共有できます。
- 3D ポイント、マルチパッチ、ビルディング データを、サーバーにキャッシュされた Web シーン レイヤーとして ArcGIS Enterprise on Kubernetes 11.4 以降で共有できます。
- ナレッジ グラフ レイヤーを新しいナレッジ グラフ レイヤー アイテムとして ArcGIS Enterprise 11.4 以降に保存できます。
- ArcGIS Pro に Web リンク チャートを保存し、ArcGIS Enterprise 11.4 以降のポータルの既存の Web リンク チャートを更新できます。
- クラウド ストアをデータ ストアとして ArcGIS Enterprise 11.3 以降に登録する場合、次の Microsoft Azure Data Lake Storage Gen2 認証タイプがサポートされます。
- 共有アクセス署名 (SAS)
- ユーザー割り当てマネージド ID
- サービス プリンシパル
ユーティリティ ネットワーク
- ArcGIS Enterprise 11.3 以降のバージョンで ArcGIS Pro を使用し、追跡と解析においてユーティリティ ネットワークのフル モデルをオフラインで利用したり、オフラインの編集内容をサービスに同期したりできます。 事前に準備されたオフライン マップ エリアと、オンデマンドで作成されるオフライン マップ エリアのサポートが提供されます。
ネットワーク ダイアグラム
- ダイアグラム フィーチャ機能を追加ルールでは次の新機能がサポートされます。
- 未接続の空の格納器ジャンクションをポリゴンとして保存する。
- 後から構成されたトレース ルールによってダイアグラム フィーチャが始点と見なされないようにする。
- ジャンクションを処理する機能を、ジャンクションの接続先のダイアグラム ジャンクションの数に基づいて割り当てることができます。
- ダイアグラムを更新しても、関連する格納階層内の格納の関連付けに変更が影響しない限り、編集済みのダイアグラム格納器ジオメトリは保持されます。
- 他の 3 つ以上のジャンクションを接続しているジャンクションを削減する場合の、ジャンクションの削減ルールのプロセスが変更されて制限が緩和されました。
- ジャンクションの削減ルールのプロセスで、ターゲットの上流方向ジャンクションまたは下流方向のジャンクションを検索する際に、サブネットワーク コントローラーの位置の代わりに、デジタイズ方向に基づくフロー方向が考慮されるように構成できます。
- ダイアグラム レイアウト アルゴリズム用の新しいエンジンが実装されました。 力方向、圧縮、角度方向、スマート ツリー、放射状ツリーなどの多数のダイアグラム レイアウトで新しいエンジンが使用されます。
ジオプロセシング ツール
- 新しいジオプロセシング ツールと強化されたジオプロセシング ツールについては、「ネットワーク ダイアグラム ツールボックス」をご参照ください。
Python
一般
- デフォルトの Python 環境には、次の更新が含まれています。 デフォルトの ArcGIS Pro 環境で使用可能な Python ライブラリのリストをご参照ください。
- Python がバージョン 3.11.8 から 3.11.10 にアップグレードされました。
- Conda がバージョン 4.14.0 から 24.7.1 にアップグレードされました。 libmamba が追加され、インストールや更新などのパッケージ操作が迅速になりました。
- ArcGIS API for Python がバージョン 2.3.0 から 2.4.0 にアップグレードされました。 2.4 リリースには新しいマッピング モジュールが含まれます。 詳細については、「2.4.0 の新機能」をご参照ください。
ArcGIS Notebooks
ArcGIS Pro 2.5 への統合以来、ArcGIS Pro のノートブックはオープン ソースの IPython Jupyter Notebook に基づいています。 ノートブックはアップグレードされ、JupyterLab 4.24 および Notebooks 7.2.1 でサポートされます。
レガシー:
セキュリティとメンテナンスのサポートにはバージョン 7.2.1 へのアップグレードが必要です。 Notebooks バージョン 6 以前は非推奨になりました。 新しいバージョンのノートブックでは、エクステンションや多くの従来のノートブックの機能とカスタマイズとの下位互換性が失われています。
ノートブックは引き続き .ipynb ファイル形式を使用します。 新しいノートブックのエクスペリエンスには、シンプルなインターフェイス、刷新された外観、および以下のような機能が含まれます。
- ツールバーには、共通の操作、カーネルのステータス、新しい仮想スクロールバーがあります。
- 以前に [Edit] メニュー、[Insert] メニュー、[Cell] メニューで提供されていた機能は、セルのボタンをクリックするか、セルやノートブックの空白エリアを右クリックすることで使用できます。
- すべてのサポートされる機能は、ノートブック ツールバーの [Open command palette] ボタンをクリックすることで使用できます。
- ipywidget 対話型ウィジェット、PIL.Image、幅広いマジック コマンドをノートブックから実行できます。
ArcPy
- arcpy モジュール、arcpy.da モジュール、arcpy.charts モジュールの Type Hints に改善が加えられました。 Type Hints は Result オブジェクトや Raster オブジェクトなどの ArcPy クラスとジオプロセシング ツールに追加されました。 Type Hints により、最新の統合開発環境 (IDE) でコードを作成する際の操作性が向上します。
- Describe 関数は isTraditionalVersioned プロパティと isBranchVersioned プロパティをサポートし、データセットがトラディショナル バージョン対応登録であるか、ブランチ バージョン対応登録であるかを決定します。 詳細については、「データセット プロパティ」をご参照ください。
- Describe 関数は、データセットを開くために必要な最小の ArcGIS Pro バージョンを示す minimumRequiredClientVersion プロパティをサポートします。
- ジオメトリ オブジェクトは rotate メソッドを使用して回転できます。
- Polyline オブジェクトには、ライン フィーチャの方向を反転させる reverseOrientation メソッドがあります。
- ListRasterProducts 関数は、Satellite や SAR など、サポートされているセンサーについて、指定されたメタデータ ファイル パスに関連付けられたラスター プロダクトへのパスのリストを返します。
- Raster クラスは、次のメソッドをサポートします。
- getAllBandProperties - バンド インデックスのすべてのバンド プロパティの属性情報を返します。
- getBandProperty - バンド インデックスの指定されたバンド プロパティの属性情報を返します。
チャート モジュール
- Guide クラスでは、チャート ガイドを作成し、構成できます。
データ アクセス モジュール
- ListReplicas 関数は、creationDate プロパティ、replicaDate プロパティ、geometry プロパティを返します。
- SearchCursor クラス、UpdateCursor クラス、InsertCursor クラスは、アノテーション フィーチャクラスのカーソル ANNO@ トークンで Annotation オブジェクトをサポートします。
ジオコーディング モジュール
- Locator クラスは新しい compatibilityVersion プロパティをサポートします。
マッピング モジュール
- エクスポートできるすべてのオブジェクトで新しい export メソッドを使用できます (BookmarkMapSeries、Layout、MapFrame、MapSeries、MapView、Report など)。 BookmarkMapSeries オブジェクトと MapSeries オブジェクトには、追加でオプションの mapseries_export_options パラメーターがあります。また、Report オブジェクトにはオプションの report_export_options パラメーターがあります。 その目的は、新しい機能によって増え続けるパラメーターのリストを維持するのではなく、デフォルトのプロパティや変更されたプロパティを持つ、事前に定義されたエクスポート形式のオブジェクトを渡すことです。
- CreateExportFormat 関数は、エクスポート形式のオブジェクトを作成するために使用されます (AIXFormat、BMPFormat、EMFFormat、EPSFormat、GIFFormat、JPEGFormat、PDFFormat、PNGFormat、SVGFormat、TGAFormat、TIFFFormat など)。 生成される各オブジェクトには、独自のメソッドおよびプロパティのコレクションがあります。
- arcpy.mp.CreateExportOptions 関数は、BookmarkMapSeries クラス、MapSeries クラス、Report クラス向けの、追加のオプションのエクスポート設定を作成するために使用されます。 2 つの新しいクラス (MapSeriesExportOptions または ReportExportOptions) のいずれかが返されます。
- lowerBound プロパティが GraduatedColorsRenderer クラス、GraduatedSymbolsRenderer クラス、RasterClassifyColorizer クラスに追加されました。
- Layer クラスと Table クラスに次のメソッドが追加されました。
- openTableView - アプリケーションのテーブル ビューを開きます。
- pasteProperties - ソース レイヤーまたはテーブルから、すべてのプロパティか、特定のプロパティを貼り付けます。
- ArcGISProject クラスの closeViews メソッドに TABLES 定数が追加されました。
- MapFrame クラスに次のメソッドが追加されました。
- addGrid - 既存のスタイル アイテムを使用し、マップ フレームにグリッドを追加します。
- convertGridToFeatures は拡張され、エンタープライズ ジオデータベースをサポートします。
- removeGrids - マップ フレームからグリッドを削除します。
- 次のフィーチャは、IANA タイム ゾーンをサポートするために追加されました。
- time_zone_type パラメーターが ListTimeZones に追加されました。
- timezoneIANA プロパティが LayerTime クラスに追加されました。
共有モジュール
- SceneLayerSharingDraft クラスと Publish 関数が追加されました。これにより、Web フィーチャ レイヤーが関連付けられた Web シーン レイヤーを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に公開できます。
- FeatureSharingDraft クラス、MapImageSharingDraft クラス、TileSharingDraft クラス、MapServiceDraft クラスにプロパティが追加され、共有のワークフローを自動化するエクスペリエンスが向上しました。
- GeoprocessingSharingDraft オブジェクトを作成するためのキーワード引数を使用できます。 共有ドラフトをステージングする前に、analyzeSDDraft メソッドは解析の共有に影響を及ぼす可能性があるエラーと警告を捕捉します。
Spatial Analyst モジュール
- SpaceTimeKernelDensity ジオプロセシング関数に、netCDF ラスター出力の作成をサポートする新しい out_raster パラメーター オプションが追加されました。 新しい out_voxel_layer パラメーターを使用し、出力 netCDF ラスターに格納されている数値データに基づく出力ボクセル レイヤーを作成します。
- Speckle 関数に、filter_type 引数向けに 2 つの新しいオプション (Gamma MAP、Refined Lee) が追加されました。
Utility Network モジュール
- 新しい UtilityNetwork クラスには、サブネットワーク コントローラーと、ネットワーク フィーチャ間の関連付けを管理するメソッドが含まれます。 これにより、指定されたフィーチャ間の接続性、格納、構造物付属物を作成または削除できるとともに、指定したフィーチャからサブネットワーク コントローラーの割り当てを有効化または無効化できます。
ArcGIS Pro SDK
ArcGIS Pro SDK の SDK アドインおよび構成を使用して、独自のツールやワークフローで ArcGIS Pro を拡張できます。 「ArcGIS 3.4 の開発者向けの新機能」をご参照ください。
ロードマップ
短期、中期、および長期的な開発目標については、最新の「ArcGIS Pro のロードマップ」をご参照ください。
廃止された機能
ArcGIS Pro 3.4 で削除された機能、または将来のリリースで削除される予定の機能については、「ArcGIS Pro 3.4 のリリース ノート」をご参照ください。